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挿し芽
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 挿し芽とは
植物の繁殖方法の一つで、植物の茎葉を切り取って土に挿し、根づかせて新たな株を増やしていく。
草花に対して「挿し芽」といい、樹木で行う時は「挿し木」という。
しかし、かなりいいかげんに区別する向きもあり、草花に対しても「挿し木」と表現することもよくある。
一般的に、樹木よりも草花の挿し芽の方が容易である。
植物の種類により、挿し芽による繁殖が難しいものもある。
 
挿し芽を行う理由
親株と同じ花や性質を持つ子株を増やすことが出来る。
 タネから繁殖させると、バリエーションに富んだ子株が出来る。
  → 同じ色・形の花を咲かせるとは限らない。
 ※挿し芽とは、親と同じクローンを作ることになる。
容易な繁殖方法として行われる。
 → 植物の種類により、挿し芽による繁殖が難しいものもある。
タネから繁殖するのが難しい植物の繁殖方法として用いられる。
 クレマチス、ゼラニウム、マーガレットなど。
夏に弱い多年草の夏越し方法として最適と考えられている。
 子株は親株よりも生命力が強いと言われている。
挿し芽の適期
梅雨時。
気温と湿度が高いので、根づきやすい。
植物により、適期が異なるものがある。
また、適度な温度があれば通年挿し芽が可能なものも多い。
(さすがに冬は難しい)
 
 挿し芽で準備するもの
挿し穂
挿し穂とは、挿し芽に使う茎のこと。
元気な茎を選んで切る。
茎が太く、葉が厚く、色の濃い茎がよい。
古い茎よりも、若くて元気なものがよい。
通常は7センチほどで、下葉を取り、上の葉を2〜4枚ほど残す。
切り口は、良く切れるカッターなどで、スパッと切る。
(ハサミで切ると、切り口がつぶれてしまう。)
挿し穂を挿す容器
少量であれば、3号くらいのポリポットに挿す。
数が多ければ、大きな鉢など何でもよい。
移植を嫌う植物であれば、直接、観賞用の鉢に植えるのもよい。
 後の生育のためには、成長した植物に適した用土に植え替えた方がよい。
挿し穂に使う用土
肥料分のない、清潔な土に挿す。
赤玉土(小)など。
鉢植えに使用した古い土などは使わない。
さし穂を挿す前に、たっぷり水やりをしておく。
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 園芸用語
 挿し穂の手順
1) 挿し穂を取る。
 挿し穂に適したよい茎葉を選ぶ。
2) 花と蕾、新芽を取り除く。
 下葉を取り、上の葉を2〜4枚ほど残す。
3) 節の下5ミリくらいの所を、よく切れるカッターやナイフでスパッと切る。
切り口は、良く切れるカッターなどで、スパッと切る。
 → ハサミで切ると、切り口がつぶれてしまう。
節の下から発根しやすいので、節の下で切る。
4) 挿し穂を挿す土に、たっぷり水やりしておく。
5) 細い棒を土に差し込み、3センチほど深さの穴をあける。
6) 挿し穂の切り口に、発根促進剤をつける。
発根促進剤をつけると、根が出やすくなる。
発芽確率は若干少なくなるが、省略してもよい。
7) 挿し穂を穴に丁寧に挿す。
乱暴に挿して、切り口がつぶれない様に注意する。
下をしっかり、土につける。
 → 土についていないと、発根しにくい。
複数挿す場合は、互いに重ならないようにする。
8) やさしく水やりをして、土になじませる。
9) ビニールをかぶせる。
→ 水分蒸発を防止して、発根を促すため。
支柱などを立て、ビニール袋などをかぶせる。
小さなポリポットであれば、半分に切ったペットボトルをかぶせてもよい。
この作業を行うのであれば、葉を半分に切らなくてもよい。
逆に、この作業を行わないのであれば、葉を半分に切るなどして、水分蒸発を抑えるようにする。
10) 半日陰に置く。
11) 水をきらさないように管理する。
3〜4週間後
3〜4週間くらいで、新芽が出てくる。
芽が出ると、同時に根も出ていると考えてよい。
1ヵ月後
1ヶ月ほどしたら、他に植え替える。
根を切らないように気をつける。
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