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チョウとガの明確な違いは特にない。 |
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共通点は、チョウ目(鱗翅目)[Lepidoptera]に属すること。 |
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約5,000種のチョウ目のうちの、ほとんどがガとされる。 |
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日本では、はっきりと区分するような風習があるが、欧米ではあまり区別していない。 |
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チョウと聞くと美しいものを想像するが、ガという言葉の響きには不快感がともなうのは、日本人だけの感覚なのかもしれない。 |
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チョウ〔蝶〕とガ〔蛾〕の違いを決定づける明確な違いはないが、一般的な区分はいくつかある。 |
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チョウは美しいが、ガは地味で美しくない。 |
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チョウは昼行性で、ガは夜行性。 |
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夜の明かりに集まるのがガの習性であるように考えられているが、昼行性のガも存在する。 |
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チョウはスマートで、ガは胴が太くてボテッとしている。 |
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少数派ではあるが、胴の太いチョウやスマートなガも存在する。 |
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チョウは翅を閉じてとまるが、ガは翅を広げてとまる。 |
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翅を広げてとまるチョウもいるし、翅を立ててとまるガもいる。 |
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とまり方は、品種によっても特徴が現れる場合がある。
また、その時々の状況により変化することもある。 |
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チョウは花の蜜を吸い、ガは樹液を吸う。 |
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おおよその目安はあるものの、明確な基準がない理由として、チョウ目からそれぞれの道を歩んで進化してしていったが、べつべつの道をたどってきても同じ特徴を持つようになってしまったということが考えられる。
また、欧米では特に区別をする習慣がないので、あいまいになっても気にする人がいなかったのかもしれない。 |
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