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木の葉サボテン (コノハサボテン) |
コノハサボテンとは、茎と葉の区別があり、葉はやや多肉、茎にはトゲがあるサボテンの種類。
コノハサボテン属 〔Pereskia〕 |
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一見、普通の樹木の様に見える。 |
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サボテンの最も原始的な形のグループとされる。 |
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モクキリン〔杢キリン〕、サクラキリン〔桜キリン〕など。 |
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団扇サボテン (ウチワサボテン) |
ウチワサボテンは、茎がウチワ(又は平らなしゃもじ)の様な形をしていて、上に高く伸びるサボテンの種類。
フシが出来る性質がある。 |
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ハクトウセン〔白桃扇〕、アカエボシ〔赤烏帽子〕、ギンセカイ〔銀世界〕、ムシャウチワ〔武者団扇〕など。 |
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ショウグン〔将軍〕はウチワサボテンの中でも原始的な品種で、多肉植物の様な葉が残っている。 |
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柱サボテン (ハシラサボテン) |
ハシラサボテンは、長く伸びる柱状で、多くは上に向かって成長していく。
(横に伸びるものなどバリエーションがある。)
縦に筋のようにへこんだ「稜線」がある。 |
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15m以上に成長するものもある。 |
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多くの属がこれに含まれる。 |
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ベンケイチュウ〔弁慶柱〕、ハンニャ〔般若〕など。 |
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シャコバサボテンもこの仲間。(しかし柱状ではない。) |
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球形サボテン (キュウケイサボテン) |
文字通り、球の形をしているサボテンの種類。
乾燥に耐えるように進化したとされており、トゲと稜線を持つ種が多い。 |
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玉サボテン(タマサボテン)とも呼ばれる。 鉢植え栽培では、古くからよく見かける馴染み深いタイプ。 |
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ハシラサボテンの仲間に入れて分類されることもある。 |
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有名な品種に、ハナガサマル〔花笠丸〕、マツガスミ〔松霞〕、キンシャチ〔金鯱〕(大きな球形になる)、シャチガシラ〔鯱頭〕、ゾウゲマル〔象牙丸〕(赤い花)、オウショウマル〔黄裳丸〕(黄色い花)、アカバナホウレイマル〔赤花豊麗丸〕(赤い花)、ツルスマル〔鶴巣丸〕(トゲが長い)、ハクジュマル〔白珠丸〕(トゲが白い)、シラボシ〔白星〕(柔らかくて触れてもここちよい)、ヘリオーサ(触れても痛くない)、カブトマル〔兜丸〕(トゲが全く無い)、スイカンギョク〔翠冠玉〕(トゲが全く無い)などがある。 |
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ゾウケボタン〔象牙牡丹〕は、一番進化したサボテンといわれる。
土の中で生し、トゲがなくなった変わりに毒を持つので動物に食べられることがない。 |
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