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花後の花柄つみ |
花が終わったら、花房を切り取る。 |
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タネを作るために養分を取られるので、採取する目的がない時は花後すぐに花房ごと取り除く。 |
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花後に散った花びらが病害虫の原因となる。 |
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花柄つみのポイント ・・・ フジ |
フジは、花の落ちた花房から脇芽を出して伸びていくので、元の方の葉芽を残して花房を摘む。 |
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剪 定 |
フジは生育旺盛でツルをどんどん伸ばしていくので、剪定が必要不可欠となる。
剪定のポイントは、内側の枝まで日がよく当たるようにすることで、主に込み入った枝を切り、徒長した枝は切り詰めるようにする。
また、周囲の植物にからみついたり、日を遮ったりしないようにする。 |
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周囲の植物の日光をうばったり、からみついて(一部、あるいは全部の)枝を枯らしてしまうことがある。 |
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花芽分化時期 |
【6月下旬 ~ 8月上旬】 |
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花芽分化時期とは、花芽が作られる時期のこと。 |
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花芽分化時期を過ぎた時の剪定は、花芽をとらないように注意する。 |
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⇒ 剪定の詳細は「フジの剪定」へ。 |
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剪定時期 |
フジは頑強な性質なので、いつでも剪定可能であるが、8月以降に切ると花が咲かなくなる。 |
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剪定時期や方法を誤ると、花が咲かなくなったり、時期はずれにちらほら花が咲いてしまったりする。 |
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◇ |
【5月下旬 ~ 6月中旬】 |
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この時期を過ぎると、花芽が作られていることがあるので、花芽をとらないように注意する。 |
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◇ |
【6月下旬 ~ 7月上中旬】 |
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伸びすぎたつるを、50cmほど残して切り詰める。 |
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つるの成長ははやいので、伸びすぎて困る時は成長を抑えるために切り詰めておく。 |
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花芽をとらないように注意する。 |
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同じ枝を、何回も切り詰めないようにする。 |
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ツルが伸びすぎる時 |
つるが他にからみつかないように、つるの先端を丸く円を作って軽く結んでおく。 |
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つるの誘引 |
生育旺盛のフジ木は、つるの誘引作業が必要不可欠となる。
つるもの仕立ての方法は様々あるが、日本では「藤棚」に仕立てられることが多い。 |
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藤棚仕立ては、棚から花房を垂れさせるという一般的によく見られる仕立て方で、つるを棚に平均に配り、縄などで所々を結んで固定する。
結んでから時間がたった所は、縄が食い込む前に位置をずらして結び直す。 |
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花芽をつけた枝は上に伸びる性質があるが、下の方に誘引すると、棚の下に房が下がり見栄えがする。 |
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仕立て方 |
小さな庭では、アーチ仕立てでもよい。
日本では主流である「藤棚仕立て」の他に「鉢仕立て」や「盆栽仕立て」、「壁面仕立て」、「スクリーン仕立て」、「立木仕立て」などもある。
手間はかかるが、コンテナ栽培も可能。 |
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「壁面仕立て」は欧州でよく見られるもので、建物の壁に沿わす仕立て方。
湿気の多い日本では、植物にも建物にも弊害を及ぼす事があるので、注意が必要とされる。 |
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「スクリーン仕立て」はトレリスを立てるなどして、つるを誘引していくし立て方で、アーチやフェンスにするのも同様の仕立て方。 |
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つる仕立ての適期 |
【11月中旬 ~ 3月中旬】 |
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フジ〔藤〕の成長を抑える方法 |
フジは成長が良すぎるため、剪定や誘引などの管理が大変な作業となる。
そこでコンパクトに育てたい容器栽培などでは、フジの木に少しダメージを与え、あえて成長を抑える方法をとることもある。 |
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頑強で生育旺盛な性質であるので、健康な株ならば少しくらいのダメージでも問題はないが、状態をよく観察し、木が弱り始めたらすぐに中止する。 |
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【6月 ~ 8月上旬】頃が適期 |
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水を利用して樹勢を抑える |
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鉢皿に水をためておく |
◇ |
鉢ごと水につける |
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根が弱り、つるの成長を抑えられる。 |
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葉が黄色くなったらすぐに中止する。
根が弱り過ぎると、根腐りして水分や栄養分が吸収出来なくなるで、ほどほどに抑える。 |
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鉢皿に水をためておくことを、腰水につけるともいう。 |
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