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アジサイ 〔紫陽花〕
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 アジサイ〔紫陽花〕とは
 アジサイは日本から世界へと広がり、多くの園芸品種を作り出してきた多種多彩な花。
梅雨時の季節を代表する花として、日本でも愛され続けている。
母の日の花となりつつあるアジサイ
 母の日の花といえば「カーネーション」というのがあまりにも有名であるが、最近は「アジサイ」がその座に迫りつつある。
「カーネーション」に飽きてしまったのか、アジサイの生産者の思惑にはまってしまったのか、最近は母の日のプレゼントとして「アジサイ」の花をよく見かけるようになった。
贈り物としてコンテナでいただいた場合、「アジサイ」は水やりさえ忘れなければ初心者でも育てることが出来る。
(花つきをよくする為にはある程度の知識が必要であるが。)
しかし「カーネーション」は、よほどの知識と環境・設備がなければ、うまく育ってくれない。
もともと一年草扱いで作られた品種もあるので、切花よりも花持ちがする程度に考えた方がいいのかもしれない。
贈り物にするには、やはりある程度は高価なものを選ぶことになるので、せっかく贈るのであれば、一年限りではなく末永く楽しんで欲しいという願いがアジサイの人気に拍車をかけたのかもしれない。
アジサイはどんなに栽培オンチな人でも、なかなか枯れない丈夫な植物なのもよい。
(高山植物とされるヤマアジサイや、一部の新しい品種アジサイは例外)
 
 アジサイの「花の特徴」
多くの品種があるが、一般的な共通点は、花が枝先に集まって咲くということ。
そして花の色は、一般的に「土壌の酸性度」によって変化する。
土質によって花色が変化しないものもある。
高さは、1.5m~2mくらいになり、枝分かれして広がる性質がある。
矮小性や小型の品種もある。
開花期
【6月 ~ 7月】
 ただし、最近は四季咲きの品種もある。
アジサイには2種類の花がある
アジサイの花には、「装飾花」と「両性花」の2種類がある。
 装飾花 (ソウショクカ)
 アジサイの花びらに見えるものは萼(ガク)で、ガクの中心に小さな花を持っている。しかし雄しべと雌しべの機能が不完全で、実を結ぶことができない。こういう花を装飾花という。
 また、雄しべと雌しべの機能が不完全な為に、中性花ともいう。
装飾花しかもたないアジサイは、実をつけることが出来ない。
 両性花 (リョウセイカ)
 ガクアジサイの中心にある目立たない部分は両性花で、雄しべも雌しべもちゃんと存在していて機能も果たす。
装飾花で虫を魅惑して呼び寄せ、両性花の結実を助けている。
アジサイは虫媒花
 アジサイは昆虫によって花粉が運ばれる虫媒花であり、野生のアジサイにはハナカミキリやマルハナバチがよく訪れる。
 ガクアジサイの中心にある両性花が小さいのは、花の密度を高くして1匹の1回の訪問で多くの花を受粉させようとしているとの見方もある。
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 アジサイの「種類」
アジサイには多くの品種があるが、花の咲き方の特徴により、いつくかに分類されている。
ガク咲き
一般的に「ガクアジサイ」と呼んでいる。
日本に古くから花のタイプで、華やかな装飾花が花の縁取りをするように咲いている。
日本風の庭園には、ガク咲きが似合うといわれていてる。
手まり咲き
手まりのように、装飾花が丸く固まって咲くもの。
日本のガクアジサイが欧米で品種改良されたもの。
円錐形 (コーン型)
カシワバアジサイの様に、花房が円錐形になっているもの。
 アジサイ〔紫陽花〕の 葉や茎
アジサイは雨や湿気を好む
アジサイの葉には多くの気孔があるので、水分蒸発量が多い。
そのため、湿気や雨が多い環境には最適であるが、逆に乾燥には弱い。
アジサイの葉には有毒成分が含まれている
葉の中に青酸が含まれていて、多量に摂取すると大型の動物でも麻痺や痙攣を起こしてしまう。
虫や動物から守る手段となっている。
アジサイの薬用利用
乾燥させた花や葉を、煎じて飲むと解熱に効く。
 
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