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ヤマボウシ〔山法師〕
写真「ヤマボウシ〔山法師〕の花」
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 ヤマボウシ〔山法師〕とは
高さ15mほどに成長する落葉性高木。
梅雨のころ、真っ白い花を木全体に咲かせる。
古くから馴染みのある樹木であるが、最近は近縁種のハナミズキの方がよく知られるようになってきている。
ハナミズキの花の方が少し大きくて華やかなため、より好まれるようになったと思われる。
名 前  ヤマボウシ 〔山法師〕
別 名  ヤマグワ 〔山桑〕
英 名  Kousa Dogwood
 Japanese Flowering Dogwood
類 別  ミズキ科 [Cornaceae] ミズキ属 [Cornus]
学 名  Cornus kousa
性 質  落葉性  広葉樹  小高木 ~ 高木
原産地  日本(東北以南)、韓国、中国
用 途  庭植え、 鉢植え
花言葉  「友情」
東北以南の日本各地に自生する。
木はまっすぐに育ち、山野によく自生している。
緑色に真っ白い花がよく目立ち、花が咲くと注目される。
葉は左右対称につき、秋には紅葉し、冬には落葉する。
材は堅硬で強強いのため。農具や工具の柄などの材料にされた。
成長は遅い。
花の特徴
真っ白い花が印象的であるが、白いはなぴらの様に見えるのは総苞(ソウホウ)といい、つぼみを包んでいたものが変化したもの。
本物の花は、その中心にある黄緑色のかたまりであるが、一つの花ではなく、小さな花が20~30個ほど集まって咲いている。
葉が出そろってから、花芽をつける。
開花時期
【5月下旬 ~ 7月】
花芽分化は、開花の直前。
果実時期
【10月】
1~2センチほどの実が、上向きに目立つようにつく。
赤紫色に熟す、甘酸っぱくておいしいという。
果実の中には、3ミリほどの種子が数個入っている。
 名前の由来
ヤマボウシ 〔山法師〕  - 和名
はなびらの様な白い総苞(ソウホウ)が、白い頭巾(ズキン)をかぶった山法師に似ていることから付けられた。
山法師とは、比叡山延暦寺の僧徒のこと。
特にその僧兵のことを言うことが多い。
ヤマグワ  〔山桑〕  - 別名
山に生える桑という意味。
赤く熟す赤い実が、桑の実に似ているため。
写真「ヤマボウシ〔山法師〕の花」 写真「ヤマボウシ〔山法師〕の花」
 ヤマボウシ〔山法師〕の栽培
病害虫に強く、放任していても自然に美しい樹形に整うので手間いらずであるが、樹高10m以上にも成長するので、庭木では剪定が必要となる。
うまく剪定すれば、鉢植えでも栽培可能。
場 所
日当たりを好むが、半日陰でも生育可能。
庭植えの場合は、水はけのよい場所にする。
東北以南の山野に自生している。
朝は日がよく当たり、午後には日陰になるような場所が最適。
剪 定
高さを気にしなければ、特に剪定の必要はない。
剪定を行う時は、枝別れした所を元が切り詰める。
→ 樹形を乱す枝や、弱った枝などを選別して間引きする。
剪定適期
【1月下旬 ~ 3月上旬】
【9月下旬 ~ 11月】
11月頃には花芽と葉芽の区別が出来るようになるので、11頃に花芽を残すように気をつけて剪定すると、花を楽しめる。
→ 花芽は葉芽よりも、ふつくらとしている。
病 気
病害虫に強いが、うどん粉病が発生することがある。
込んだ枝を整理し、風通しと日当たりをよくする。
肥 料
【1月下旬 ~ 3月上旬】
【6月】
  適宜、根元に油かすと骨粉などを施す。
植え付け・植え替え
【2月 ~ 4月】
 日当たりと水はけのよい場所に植える。
写真「ヤマボウシ〔山法師〕の花」
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