小さな園芸館 > 植物 > クワ〔桑〕
クワ 〔桑〕
写真「クワ〔桑〕の実」
 トップページ
 索引【五十音順】
 索引【写真】
 園芸用語
 ベストセラー・ブック
特 徴 果実一覧 春に咲く花 初夏に咲く花 夏に咲く花 秋に咲く花 ホームページ
 クワ〔桑〕とは
 クワ科クワ属の植物の総称で、改良品種も含めいくつかの品種があるが、日本に広く自生しているヤマグワを略してクワと呼ぶこともある。
 葉は絹を作るカイコのエサとして用いられるが、果実も食用になり、果樹としても栽培されていた。
養蚕業が盛んであった頃は、日本各地に桑畑が作られ、重要な生産物であったとという。
名 前  クワ〔桑〕
英 名  Mulberry
類 別  クワ科 [Moraceae]  クワ属 [Morus]
性 質  落葉性 広葉樹 低~小高木
原産地  東アジア、 北アメリカ
用 途  庭植え
温暖地では常緑になるという。
品種により原産地が異なるが、はっきりしないことも多い。
 クワ〔桑〕の特徴
葉の形はバラバラで、切れ込みがないものや、2つ~5つに別れているものなどがある。
葉からは、桑茶が作られる。
葉の形はバラバラで、切れ込みがないものや、2つ~5つに別れているものなどがある。
また雌雄異株のものと雌雄同株のものとがある。
雌雄異株とは、メスの花ばかり咲かせる木とオスの花ばかり咲かせる木に別れているということ。
雌雄同株とは、メスの花とオスの花が、同じ木に咲くということ。
漢方薬に使用されている。
クワの枝、葉、果実、根の皮などが使われる。
花の特徴
花は雌花と雄花にわかれた小さな花で、集まって花穂をつくる。
風媒花であり、花びらがなくて小さな地味な花であるため、注意していないと気づかないこともある。
開花時期
【4月】
果実の特徴
受精したメスの花は、果実となるが、果実が完熟するまでに少し時間がかかる。
一般的なクワの実は、白色から赤く変化し、黒くなって完熟する。
赤色の果実が多く、「赤い色はおいしい果実の熟した色」との認識があり、赤いクワの実を思わず口にする人も多いが、超すっぱくて顔をしかめてしまう。
熟すと、汁が多く甘くておいしい。
生食やジャムに向いているが、発酵させて桑実酒が作られている。
果実時期
【6月 ~ 7月】
写真「クワ〔桑〕の実」
未熟な実
病害虫
クワの木は、病害虫にとても弱い。
病 気
クワの木の主な病気には、萎縮病、紫・白紋羽病、縮葉細菌病、枝軟腐病、芽枯病、胴枯病、などがある。
薬剤散布に効果のない病気もある。
害 虫
クワの木の主な害虫は多い。
葉や新梢を食害するクワシントメタマバエ、クワヒメゾウムシ、クワノメイガ、アメリカシロヒトリ、など。
枝や幹を食害するキボシカミキリ、クワシロカイガラムシ、など。
根を食害するクワゾウムシやネコブセンチュウ、など。
注意していれば、害虫を発見することが出来る。
 木を高さを抑えて、小さく育てることにより、観察が楽になる。
薬剤散布や土壌消毒などで防除することが出来る。
 HOMEページ「小さな園芸館」
 索引【五十音順】
 索引【写真】
 園芸用語
 剪定の基本
HOMEページ「小さな園芸館」
特 徴 果実一覧 春に咲く花 初夏に咲く花 夏に咲く花 秋に咲く花 ホームページ
 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。
(c)2006-2008 A Pretty Garden ALL Rights Reserved.