カエデ 〔楓〕 − 特徴 − 花木− 小さな園芸館
カエデ 〔楓〕
「カエデ」と「モミジ」の違い
カエデの花 索 引 【五十音順】

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カエデの花  
類 別 特 徴 管 理 写 真 個別品種 メ モ
 全国の山地で自生する品種や、古くから行われてきた多くの園芸品種がある。
 また、外来種も街路樹などとして、明治時代に多く受け入れられてきた。
 年々、新しい種類も生まれていて、品種分けはとても難しくなってきている。
 しかし多くの品種の中でも、日本人に馴染み深いのは、イロハモミジとその系列の品種かと思われる。
開花時期 4月 〜 6月
     多くの品種があるが、日本にある一般的なものは春に咲く。
果実時期 5月 〜 11月
花の特徴 遠目にはほとんど目立たない、木に同化したような小さな花を咲かせる。
    花弁と萼(ガク)は、通常5枚。
実の特徴 翼果で、翼が左右に竹とんぼの様に伸びる。
葉の特徴 対生し、5裂(または7烈)することから手にたとえられたりした。
    例外もある。
木の特徴 高さ 8〜25m。 幅 7〜14m。
    欧州には、樹高30m・直径2mに達する大木になるものもある。
秋に美しく紅葉・黄葉するものが多く、「紅葉狩り」と称し好んで鑑賞される。
木は良材とされで、建築・家具・運動具・楽器などに使用される。
    北米のサトウカエデ、日本のイタヤカエデ、欧州のセイヨウカジカエデなど。
     高級バイオリンは、すべてセイヨウカジカエデが使われる。
      → ストラディバリウスなども。
樹 液 樹液は、糖分を多量に含み、甘味料として食用に利用される
    北米のサトウカエデ(砂糖楓)の樹液が有名。(3〜5%の糖を含む。)
     (サトウカエデは、カナダの国旗にもなっている)
    イタヤカエデの樹液も1.3〜1.8%の糖を含む。
樹液の集め方
     初春に、樹幹に直径1cm・深さ4cmくらいの穴を数ヵ所あけ、
     穴に管をさし込み、その先端にブリキ缶をつるす。
     流出する樹液をが缶の中に集める。
     3週間ほどで、1本の木から50〜100リットルの樹液が得られる。
甘味料の作り方
   樹液を煮詰めて濃縮すると、「メープルシロップ」が出来る。
   さらに蒸発濃縮しすると、「メープルシュガー」が出来る。
    メープルシュガーははちみつのような良い風味をもつの。
    テーブルシュガーや菓子原料用に珍重される。
    最近の市販品は、普通の砂糖に人工香料を加えたものが多い。
     生産性が高くないので、非常に高価なものとなっている。
その他 日本で一般的に、モミジといわれている木は「イロハモミジ」ととの系列の品種。
 
「カエデ」と「モミジ」の違い
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