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ミツマタとは、和紙の原料として知られる落葉性の花木。 |
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樹皮の繊維が丈夫であるため、和紙の原料にされたといとう。
丈夫できめ細やかな繊維に仕上がるため、紙幣や証券の紙などの高級な紙に利用されることが多い。 |
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名 前 |
ミツマタ 〔三椏〕 〔三叉〕 |
別 名 |
カミノキ 〔紙の木〕、 ムスビノハナ |
英 名 |
Paper bush、Oriental paperbush、Mitsumata |
漢 名 |
結香(ジエシアン)、 黄瑞香 |
類 別 |
ジンチョウゲ科 [Thymelaeaceae]
ミツマタ属 [Edgeworthia] |
学 名 |
Edgeworthia chrysantha Lindl. |
性 質 |
落葉性 低木 |
原産地 |
中国(中・南部)、 ヒマラヤ地方 |
用 途 |
鉢植え、 庭植え |
花言葉 |
「意外なこと」 |
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ミツマタの花は、早春になると葉よりも早く花を、株いっぱい枝先に咲かせる。
一つの花のように見える花は、30個~50個の筒状の小さな花が集まって半ボール状になっている。
園芸品種も多く、よく見かける花色は淡い黄色の花であるが、オレンジ色や朱色の花もある。(外側は白い。) |
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赤色の花を付けるものは、特にアカバナミツマタ〔赤花三椏〕またはベニバナミツマタ〔紅花三椏〕と呼んでいる。 |
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写真のミツマタは、大輪の中国産のもの。 |
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開花時期 |
【2月下旬 ~ 3月】 |
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樹高は1~2mに成長する。
ジンチョウゲ科の中では珍しい落葉樹であるが、花の香りはよい。
花芽は前年の夏~秋頃に出来る。 |
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ミツマタ〔三椏〕 - 和名 |
枝が必ず三つの又の状態で成長していくことから名づけられた。 |
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場 所 |
日当たりと水はけのよい場所。 |
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水やり |
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷり与える。 |
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手入れ |
なんとなく樹形が整い、乱れ枝も少ないので、特に剪定の必要もない。
場所さえよければ、栽培のやさしい樹木である。 |
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移植を嫌うので、庭植えにする時は場所をよく考えて植えるようにする。 |
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実 生 |
【7月】
暖かい地方では、乾果ができるので、実生で育てる事も可能だという。 |
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鉢植え |
水はけのよい用土に植える。 |
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庭植え用土の例 |
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6 : 赤玉土 又は 鹿沼土 |
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4 : バーク堆肥 |
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適量: 鉢底石 |
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適量: 固形肥料 → 用土の上に置く |
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庭植え |
植える場所は、水はけの良い斜面や高台の上などが最適。
植え穴は、横広に大きく掘る。
水はけのよい用土にする。 |
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根は横に張るので、それほど深く掘る必要はない。 |
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水はけをよくするために、小石を混ぜてもよい。 |
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鉢植え用土の例 |
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6 : 赤玉土 又は 鹿沼土 |
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4 : バーク堆肥 |
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適量: 固形肥料 → 用土の上に置く |
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※小石を混ぜてもよい。 |
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