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マツバボタン〔松葉牡丹〕
写真「マツバボタン〔松葉牡丹〕の花」
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 マツバボタン〔松葉牡丹〕とは
 高温と乾燥に強く、栽培がやさしい一年草。
 夏の花として親しまれている。
 茎が地面を這うように広がって行くので、特に花壇などに好まれる。
葉が多肉質になっている。
名 前  マツバボタン〔松葉牡丹〕
別 名  ポーチュラカ、 ヒデリソウ〔日照草〕
 ツメキリソウ〔爪切草〕、 ホロビンソウ〔不亡草〕
英 名  Rose moss、Garden portulaca、Sunplant
類 別  スベリヒユ科 [Portulacaceae]
 スベリヒユ属 [Portulaca]
学 名  Portulaca grandiflora
性 質  非耐寒性  一年草  多肉植物
原産地  南アメリカ原産
用 途  コンテナ、 庭植え
日本には1864年(文久4年)に渡来する。
スベリヒユ属の仲間にハナスベリヒユというとてもよく似た植物があるが、当初ニュー・ポーチュラカと呼ばれていたものの、単にポーチュラカと呼ばれるようになり、混同されるようになってしまった。
ハナスベリヒユは、マツバボタンよりも花期が長く、10月頃まで咲割いているが、こぼれ種が少ない。
マツバボタンの園芸品種といわれるジュエル種は、本当は別種から作り出された品種であるという話もある。(耐寒性が強い。)
マツバボタンの定義がだんだんあやしくなりつつあるらしい。
花の特徴
花色は豊富で、はっきりした鮮やかな色合いが多く、赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色などがある。
一重咲きが一般的であるが、八重咲きもある。
日中だけ咲く一日花であるが、次々と花を咲かせていく。
晴れた日が好きで、天気が悪いと開花しない。
品種改良され、終日咲きや背丈の高いもの、小さいものなど、大輪花などの品種もある。
開花時期
【6月 ~ 9月】
 名前の由来
マツバボタン 〔松葉牡丹〕 - 和名
葉が松葉状になっていて、花がボタンに似ていることから名づけられたもの。
八重咲きの花は、ボタンの花を小さくしたようによく似煮ている。
Portulaca 〔ポルチュラーカ、スベリヒユ属〕 - 属名
ラテン語で門を意味するポルチュラに由来する。
花が、毎日昼に開きいて夜に閉じる様が、門に似ていることによるとさせる。
ツメキリソウ 〔爪切草〕 - 別名
茎を爪で千切って挿し芽にすると、簡単に根付くことから名づけられたもの。
それほど簡単に挿し芽が出来るという。
ヒデリソウ 〔日照草〕 - 別名
乾燥や日照りに、とても強い植物であることから名づけられた。
ホロビンソウ 〔不亡草〕 - 別名
毎年、こぼれ種からよく発芽し、次々と花を咲かせ続けていくことによる。
写真「マツバボタン〔松葉牡丹〕の花」
 管 理
病害虫に強く、栽培がやさしい。
放任しておいてもよく育ち、花を咲かせる。
場 所
日当たりと風通しのよい場所を好む。
日当たりが悪いと、花つきが悪くなる。
水やり
鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと水やりする。
乾燥には強いので、やりすぎに注意する。
肥 料
開花中は、週に1回ほど液体肥料を与える。
花期が長いので、息切れしないように気をつける。
ただし、やりすぎると花つきが悪くなる。
用 土
排水性のよい土がよい。
例)赤玉土:8、 腐葉土:2、 + 緩効性化成肥料。
切り戻し
少し成長したら、芽咲きを切り戻すと、枝分かれして花芽が多くなる。
繁 殖
茎を適当に切って土に挿しておけば、簡単に発根する性質がある。
ツメキリソウ〔爪切草〕という別名の通り、茎を爪で切って土に挿せば簡単に根付いてしまう。
こぼれ種でもよく発芽するので、花壇に植え放しにしておいてもよい。
こぼれ種は、その年には発芽しないことが多い。
翌年には、発芽する。
種まき時期
【4月 ~ 5月】
写真「マツバボタン〔松葉牡丹〕の花」
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