キボシカミキリ〔黄星髪切〕 − 特徴 − 生き物 − 小さな園芸館
キボシカミキリ 〔黄星髪切〕
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索 引 【写真付】

索 引 【写真付】生き物
キボシカミキリ
特 徴 分 類
 キボシカミキリ〔黄星髪切〕とは
イチジク・クワ類の害虫として有名な、カミキリムシ科の昆虫。
  木を弱らせるのは確実で、枯らしてしまうこともある。
外 観
体長14〜30mm。 黒地に黄色の斑点がある。
  場所により、色や斑紋に変異が大きくある。
長くて縞模様の触角を持ち、メスよりオスのほうが長い。
先端に、白色の微毛がある。
つかむと、胸の部分をこすりあわせて、キィキィと音を出す。
出現時期
5月〜11月。
食 樹
クワ類、柑橘類、コウゾ、イチジク、ガジュマル、アコウ、ヤツデ、カクレミノ、クサギ 。
  特に、クワやイチジクの木が好みらしい。
 年間の活動
越冬態
幼虫で越冬する。
活 動
成虫は、5月頃から活動を始める。
産 卵
木の樹皮をかじって傷をつけ、その中に産卵管をさし入れて1個ずつ卵を産みつける。
  イチジク、クワ類の木を好む。
幼 虫
孵化(フカ)した幼虫は、樹皮下から材部に穴をあける。
  孔から木くずや糞を排出するので、被害がわかりやすい。
幼虫は白色円筒形で、大きくなると約45mmほどになる。
 駆 除
被害を回避する為に
◇毎日、見回りをする。
◇樹木を、高い仕立てではなく、低い仕立てにする。
  樹木が低いと、目が行き届きやすい。
   被害を受けた木は、木くずがたまったり落ちていたりするので、すぐにわかる。
木くず等から、産卵痕などを発見したら
アナの近くを軽くたたいて、卵や若齢幼虫を殺す。
  この方法でも有効らしい。
薬 剤
◇アナを見つけたら、乳剤の希釈液などの薬剤を注入する。
◇防除の為の薬剤を、樹木に散布する。
  防除には、春・夏・晩秋に各1回くらい散布すると確実。
その他
成虫は、見つけたら捕殺する。 − かわいそうだけど。
  とはいうものの、昆虫の苦手な人にとってはかなり難しい。
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