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セミ 〔蝉〕
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 セミ〔蝉〕とは
 セミとは、半翅目セミ上科 Cicadoidea に属する昆虫の総称>
世界で1,600種以上、日本国内だけでも32種もいる。
 日本で有名な品種はアブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、エゾゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミ、など。
名 前   セミ 〔蝉〕
英 名   Cicada
分 類   カメムシ目(半翅目) [Hemiptera]
  セミ上科 [Cicadoidea]
 セミ〔蝉〕の生態
発生時期
【7月 ~ 9月】
品種により若干異なる。
セミの生態
セミの成虫は木に止まって樹液を吸い、幼虫は根から吸汁する。
メスは木の中に卵を産みつけるが、幼虫は少し成長すると自ら地上に降りて地面に穴を開けて地中にもぐっていく。
そして地中で長い幼虫時代を過ごし、地上に出て成虫となったセミの余命は2~3週間ほどしかない。
地中にいる期間は7年というのが有名であるが、品種により違いがある。
たとえば、アブラゼミは卵期間が約300日で幼虫期間が5年であると観察されている。
また、北米には17年や13年も地中にいるセミなども存在する。
17年周期・13年周期に一斉に登場するのでニュースになったりする。
名前もわかりやすく「17年ゼミ」「13年ゼミ」と通称で呼ばれている。
地面にポッカリあいた穴
夏になると、地面に2センチほどの穴がポッカリあいているのを発見することがあるが、それはセミの幼虫が地中から出てきた穴の可能性が高い。
きれいなまんまるに穴があいている。
地上に出た幼虫は近くの足場になるものを探して上に上って行く。
好みの高さまで上ると、その場でかたまり殻を脱ぎ捨てて成虫に変態する。
翅が伸びて乾くまで30分ほどじってしている。
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大きな声で鳴くオスの成虫
セミのオスが大声音で鳴くのは有名である。
オスが鳴くのはメスを呼ぶためと言われているが、ファーブル昆虫記で有名なファーブルは遥か昔に「何のために鳴くのかわからない」と結論づけている。
セミの後ろで大砲を打って実験
ファーブルは、凡人では考え付かないようなセミの大実験を行った。
セミのとまるプラタナスの木の根元に、祭りに使う大砲を2つ設置して、セミが鳴く間に何度も大砲を打ち放したという。
結果は、大砲の音が雷のように響き渡っても、セミは歌い続けていたという。
このことからファーブルはセミはかなり耳が悪いと結論付けている。
耳が悪いので、大きな声で鳴くのだという。
しかし、昆虫は自分達の使用する周波数の音には鈍感なだけ、という説もある。
 昆虫は仲間同士のコミュニケーションなどに特定の周波数の音を出し合って意思疎通している。
セミは目がよい
セミは、耳が悪いかわりに目がよい。
物音をたてても気付かないが、視界に入るとすぐに警戒して飛んでいってしまうという。
 メ モ
「閑けさや岩にしみいる蝉の声」
松尾芭蕉の有名な句であるが、「奥の細道」の旅の途中で山形県の立石寺(リッシャクジ)を訪れ、この句を詠んだとされる。
1689年7月13日(旧暦:5月27日)。
芭蕉の詠んだセミの種類は何か?
その蝉の種類は何かと気になる人が多く、古くから「あの蝉の声はどの品種の蝉で、なんと鳴いていたのか?」と研究する人がいたという。
現在は『ニイニイゼミ』という説が有力となっている。
この説は文芸評論家の小宮豊隆(コミヤ トヨタカ)氏によるもの。
歌人の斉藤茂吉(サイトウモキチ)氏はアブラゼミ説であった為、ニイニイゼミ説を覆そうと、何度も立石寺に足を運んだが、『ニイニイゼミ』の泣き声しか聞こえなかったという。
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