アリウム〔Allium〕- 特徴・管理 - 植物 - 小さな園芸館
アリウム〔Allium〕は、ネギ属の中でも、花を観賞する目的で栽培される鑑賞植物のことをいう。
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園芸用語
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類 別
特徴・管理
写 真
アリウム〔Allium〕とは
現在はネギ科とされているが、以前はユリ科とされていた経緯がある。ネギ属には700種以上もあるが、ネギ・ワケギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウなどがあり、野菜・香辛料・生薬など食用に利用されているものが多い。
その中で花を鑑賞する目的で栽培される観賞植物のことを「アリウム」と呼んでいる。
「アリウム」はネギ属[Allium]という意味でもあるが、日本語でネギ属のことを言う場合はアリウムとは言わない。
開花期
【5月 ~ 6月】
品種により異なる。
花の特徴
草丈は20cm~100cmくらいで、多数の花が密集してできる「ねぎ坊主」と呼ばれる花の輪を形成するものが多い。
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園芸用語
春の花
夏の花
秋の花
冬の花
ピンク色の花
赤い花
白い花
黄色い花
青い花
紫色の花
オレンジ色の花
剪定の基本
品 種
園芸用に多くの品種が作られている。
一番よく見かけるものは「アリウム・ギガンチューム」という大型種。
アリウム・ギガンチューム [Allium giganteum]
原産イランの大輪で、太い花茎を1m以上直立させ、先端に20cm以上もある赤紫色のネギ坊主状の花を咲かせる。ネギ坊主の花は千個以上集まっている。ユニークで目立つ花であるためか、生花の花材に好まれている。
発音の違いにより「アリューム」や「アリアム」「ギガンテウム」など、様々に呼ばれている。
アリウム・モーリー
草丈20cm~30cmほどの小型で、黄色い花を咲かせる。花はネギ坊主ではない。
アリウム・ネアポリタナム
やはり小型で、パラソル状に白い花を咲かせる。
アリウム・カエルレウム
青色の花を咲かせる。花型は、ギガンチュームほどまん丸ではないが、ややネギ坊主状をしている。
管 理
日当たりの良い場所を好む。
性質は丈夫で、庭植えなら、放任しておいても毎年きれいな花が咲く。
コンテナ栽培の場合は、鉢土が乾いてからたっぷり水やりする。
数年以上咲かせ続けるには、適度に肥料を与えたり、掘り返して適温で保管したりして球根を太らせる必要がある。
球根を掘り上げる場合は、葉が黄変する頃色に堀り上げて、涼しい場所で乾燥・保管する。(通常は6月頃。)
移植を嫌う
アリウムは植え替えを嫌うので、場所を考えて植える。
植え付けの間隔は小さな品種では15cmくらい、大きな品種では40cmほどは必要。
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