人家や露地、山すそ、林などに普通に見られる草。繁殖力が強く群生しやすいので、雑草として扱われることが多いが、きれいな印象的な花を咲かせる。欧米では観賞用に栽植されることもあるという。
古くから薬用や食用にも利用されている馴染み深い草花でもある。またドクダミ〔毒痛み〕があると害虫予防にもなり、他の雑草も生えにくくなるのでうまく利用するとよい。 |
花の特徴 |
茎の先に開く、4枚の白い花びらが印象的であるが、これはガクであり花びらではない。中心に短い花の穂をつくり、小さな黄色い花がびっしりと咲く。
一つの花を拡大すると、1本の雌しべのまわりに3本の雄しべが囲んでいて、花粉を使わずに生殖する。 |
開花時期 |
【6月 ~ 7月】 |
草の特徴 |
地下茎は長く(20~50cmほど)、広がりながら、群生していく。
葉の長さ4cm~8cmほどで、ハート型をしている。
果実は丸くて、熟すと裂けて細かい種を散らす。 |
ドクダミ〔毒痛み〕特有のにおいがする |
全草から独特なにおいを発し、個人差はあるが悪臭と思う人が多い。 |
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※個人的には嫌いなにおいではない。 |
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このにおいのためか、害虫予防になる。 |
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ドクダミ〔毒痛み〕の 好む場所 |
湿り気のある日陰を好むが、過酷な条件でもかなり耐えうる。 |
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