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フジ〔藤〕
  写真「フジ〔藤〕の花」
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 剪定のポイント - フジ〔藤〕
庭木として栽培するのならば、剪定は必要不可欠。
放任しておくと、周囲の植物にからみついて日光をうばい、枯らしてしまうこともある。
時期を誤ると、花芽がつかなかったり、早く開花してしまう事があるので注意する。
通常、早く開花すると、満開にもならず、貧弱な花が咲くことが多い。
剪定する際には「花芽のつき方」を念頭に置く。
花芽のつく時期 → 【7月~8月中旬】
9月以降に剪定すると、花芽を切ってしまう恐れがある。
また、枝が充実せずに、花芽が出来なくなる恐れもある。
花芽のつく場所 → 今年伸びた短い枝のつけ根につき、翌年に咲く。
花後の剪定は、内部まで全体に日が当たる様に枝を整理し、花芽形成を促す。
落葉の剪定は、樹形形成をなす「つるの誘引」とセットで行う。
剪定期以外の剪定は(原則)行わない。
切り取った「長いつる」は、クリスマス・リースの素材として利用出来る。
花芽分化時期
【6月下旬 ~ 8月上旬】
花芽が作られる時期のこと。
この時期以降の剪定は、花芽をとらないように注意する。
フジの花は、「2年生枝から新しく伸びた短い枝」か、「長く伸びたつるの基部」に咲く。
 
 フジ〔藤〕の剪定
【5月下旬~6月】 花後
花柄摘みの他に、全体に日が当たる様に枝を整理する。
長いつるを切り戻して、花芽のつく短い枝を出すようにする。
内側に向かって伸びる枝などの、いわゆる不要枝を整理する。
枝先の込み入っているものは、枝の付け根から切り取る。
内部まで日が当たると、内部の枝にも花芽がつく様になる。
長い枝は、枝元の5~6芽を残して、外側の上を向いている芽の上で切る。
長い枝を切ると、残った芽から短い枝が伸びて、花芽が出来る。
花後の花柄つみ
花が終わったら、花房を切り取る。
フジは、花の落ちた花房から脇芽を出して伸びていくので、元の方の葉芽を残して花房を摘む。
タネを採取する目的がなければ養分を取られないようにする。
落ちた花びらが病害虫のもとになることもある。
【7月 ~ 8月】
花芽が作られる時期になるので、強い剪定は行なわない。
不要枝を整理して風通しをよくする。
 花芽は8月~10月に作られるので、注意する。
伸び過ぎる枝は、先端を指でつまんで伸びを抑える。
 深く切り戻すと、また新しい枝が伸びだして、花芽がつきにくくなる。
【11月下旬 ~ 3月】 落葉期
花芽を切らない様に注意しながら、枝の整理をする
 花芽は8月~10月に作られている。
垂直に立ち上がって伸びる枝などの、いわゆる不要枝を整理する。
藤棚仕立ての場合は、棚の下から出た枝はすべて不要枝とみなす。
花芽が確認出来たら、枝に3~4個の花芽を残して切り詰める。
落葉期の剪定は、つるの誘引とセットで行う
一通り、枝の整理が終わったら、つるの誘引をしながら樹形を整えていく。
将来の樹形を優先して、やむを得ない場合は、花芽を切る。
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