日本人の大好きなイタリア料理にはかかせないトマト。
イタリア料理のレシピ本にも、よくトマト料理が紹介されているが、注意点がある。
イタリアのトマトと日本のトマトは異なるという事である。
従って異なる材料を使用するからには料理方法も異なるはず。 |
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イタリア料理のレシピで想定されているのはイタリアのトマトであることが多いので、レシピ通りに作っても異なる仕上がりになってしまう。
日本にも多くの品種があるが、一般的には日本のトマトの方がみずみずしいらしい。 |
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イタリアのトマト |
赤系トマトで、細長くてピーマンの様な形をしている。
始めて見ると、少し驚いてしまう。
生食よりも、調理用に向いている。 |
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皮がとても厚くて丈夫なので、完熟してから収穫される。
完熟しているので、うま味成分は多い。 |
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料理に使うイタリアのトマトの利用方法レシピ |
1) |
皮に切れ目を入れ、熱湯にさっと通す。 |
2) |
冷水にとって皮をむく。 |
3) |
スプーンできれいに種をとる。 |
4) |
残った果肉の部分を加熱して、ソースにする。 |
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皮が厚くて硬いので取り除き、水っぽくなるので種を取り除く。
このイタリアのレシピが日本でも広まっている。
しかし、これはイタリアのトマトで調理するのに適切な方法。 |
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ピンク系トマト |
ピンク系トマトは、甘みがあり、柔らかく、生食に向いている。 |
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複数株植える場合は、株の間を40cm~50cm開ける。 |
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一番多く流通している系統のトマト。 |
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皮が薄いので、完熟する前に収穫される。
うま味成分は、イタリアのトマトよりも劣る。
そのため、うま味成分の多い種とその周辺を取り除いてしまうと味が劣ってしまう。
また、トマトの皮に含まれる「ペクチン」がなめらかにする作用があるという。 |
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料理に使う日本のトマトの利用方法レシピ |
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皮も種も取り除かない方がよい。 |
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皮の硬さを緩和する為には、ミキサーにかけて裏ごししするなど手間をかける。 |
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水分は加熱する時に蒸発させる。 |
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