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ザクロは、日本人には古くから馴染み深い樹木であり、家庭の庭によく植えられていたりする。
褐色の幹にはコブの様な突起ができるので美しいとはいえないが、老木なるとデコボコが風格にも感じられる。
枝には多くのトゲがあるので、剪定時など枝に触れる時は注意を要する。
栽培のやさしい樹木であるが、鉢植えや盆栽などは、初心者には少し難しい感がする。 |
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ザクロは、大きく分けて果樹用の品種と観賞用の品種がある。
その他、高く成長しない低木の品種もある。 |
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観賞用のザクロは、特に「ハナザクロ」と呼ばれることもある。 |
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花の特徴 |
ザクロの花は、新しい枝に鮮やかな朱赤色の花を咲かせる。
花の形はは多数の雄しべを花びらが取り囲むように花開く。
基本種は、6枚の花びら持つが、矢江咲きもある。 |
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開花時期 |
【6月 ~ 7月】
【6月 ~ 11月】 … 四季咲きのもの |
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普通のザクロは5月~6月頃に開花するが、ハナザクロなどの四季咲き性(6月~11月)の品種もある。 |
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果実の特徴 |
5cm~8cmほどの大きさの球形をしていて、熟すとひびが入り、口を開くように実が割れる。
中には赤くて甘いゼリー状の種子が多数入っている。
果実は甘酸っぱい。 |
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ハナザクロ系は、実はつけない。 |
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種子が沢山あることから、ザクロは「子沢山」「多産」「子宝」などの象徴といわれる。 |
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結実時期 |
【9月 ~ 10月】 |
枝から早めに切り取ると、実割れがなく長期保存も可能になる。 |
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