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植物に水を与えることを「水やり」という。
水は植物の生育に不可欠であるため、鉢植え栽培する時には必ず「水やり」という作業を行う必要がある。 |
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| 地植え植物に「水やり」は不要 （基本的には） |
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鉢植えの場合は、鉢の中という限定された領域の中から水分や栄養分などを取り入れなくてはならない。
しかし地植えの場合は、水分や養分を取り入れる領域がかなり広い。
また、地植え植物には、自ら苦労して水分などを吸収して育つ力がある。 |
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| ※ |
地植えの表土から水分が蒸発すると、浸透圧により地下から水分が上昇してくるため、地中にしっから根を張っている植物は水分を吸うことが出来る。 |
| ※ |
地植え植物にいつも水を与え続けると、地中から苦労して水分を吸い上げる能力が衰え、過保護に弱々しく育ってしまうので気をつけるようにする。 |
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ただし時には、地植え植物に水やりが必要なこともある。 |
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植え付け直後など。 |
| ◇ |
日照りと乾燥が続いたら、根が細く弱い植物には水やりする。 |
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| ※ |
根が浅くか細い植物は、乾燥が続くが枯れることもあるので、地植えでも水やりをした方がよい。 |
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記録的な猛暑が続いた年には、ツツジなどの街路樹が各地で枯れていた。 |
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| ◇ |
栽培地が原産地と異なる草本植物など。 |
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| 鉢植え植物にする水やりの基本は、「表土が乾いたら、鉢底から水がこぼれ出るほど、たっぷり水を与える」こと。 |
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| 水やりのポイント … 鉢植え |
| ◇ |
表土が乾いてから与える。 |
| ◇ |
鉢底から水が流れ出るくらいに与える。 |
| ◇ |
株元にしずかにかける。 |
| ◇ |
花や葉には水をかけない。 |
| ◇ |
鉢の受け皿に水をためない。 |
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植物が心地よいと思われる水温の水を与える。 |
| ◇ |
生育期には水をたっぷり与える。 |
| ◇ |
休眠期は、水を控えめに与える。 |
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| ※ |
水やりの頻度・回数は、植物の種類により異なる。
（水を好む植物や、乾燥を好む植物がある。） |
| ※ |
水はねすると、植物が傷む原因となる。
花や葉に水をかけると、傷んたり、蒸れて病気の原因となる。
（※植物によっては、葉水をかける場合もある。） |
| ※ |
鉢の受け皿に水をためておくと、根腐れの原因となる。 |
| ※ |
寒い冬の朝に冷たい水をかけられると、植物も縮こまってしまう。
真夏は、汲み置きしておいた水は水温が高くなり過すぎていることがあるので注意する。
→そのまま与えると、根が傷む原因となる。 |
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| 植物により、水を欲する量が異なる |
植物により、水を好むものと、それほど必要がないものがある。
☆植物を栽培する時は、その植物の性質を把握しておく必要がある。 |
| ※ |
サボテンや多肉植物などは、それほど頻繁に水やりする必要がない。
ゼラニウムなども乾燥に強く、湿気を嫌う性質がある。 |
| ※ |
根が細く弱い植物は、水切れを起こしやすいので水やりをかかさないようにする。 ツツジ科の植物やボローニヤなど。 |
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| 季節などの時期により、水を欲する量が異なる |
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水を与える量を、調節（多く与えたり、少なく与える）するのではなく、水を与える回数・間隔を変えるようにする。
水やりの基本は「表土が乾いたらたっぷり与える」。 |
| ◇ |
【植物の生長期】には、水やりの回数を多くする。 |
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植物は水の吸収を活発に行なうので、水切れしないように気を付ける。
水やりする間隔を短くして、頻繁に行なう。
→夏などは、朝夕２回与えるなど。 |
| ◇ |
【植物の休眠期】には、水やりをひかえる。 |
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水の吸い上げが少なくなるので、水の与え過ぎに気を付ける。
→水を与え過ぎると根腐れの原因になる。
水やりする間隔を長くして、乾燥気味にする。 |
| ◇ |
【真夏や乾燥期】などは、水やりの回数を多くする。 |
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水分蒸発が激しいため、表土が乾きやすい。 |
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| 夏の水やり |
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朝に水やりをする |
| ◇ |
株元に水やりをする |
| ◇ |
鉢皿に水をためない |
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| ※ |
日中に水やりをすると、水の温度が上昇して茹だってしまう。 |
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朝が無理ならば夜でもよいが、
→夜中に水分が残っていると蒸れの原因となりやすい。
また、冬は鉢内の水分が凍って根を傷める原因となる。
夏は蒸れやすく、植物が伸びすぎる傾向がある。
→ 鉢皿に水をためないのも、同様の理由。 |
| ※ |
葉や花に水をかけると、傷みやすくなる。 |
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