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ツツジ〔躑躅〕とサツキ〔皐〕の違い
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 ツツジ〔躑躅〕とは
 「ツツジ」とは学術的には「ツツジ属」植物の総称とされているが、「ツツジ属」植物は種類が多く、日本では「ツツジ」「サツキ」「シャクナゲ」「アザレア」などと言い分ける慣習がある。
 また園芸の世界ではツツジ属の中でも「シャクナゲ亜属」に属するものは「シャクナゲ」と称し、ツツジとは別に扱われている。
 ツツジとサツキの違い
 「ツツジ」と「サツキ」の違いを知るには、まずはその歴史を知ると理解しやすい。
ツツジとサツキの歴史
 ツツジは日本全国に自生している馴染み深い花木であるが、古くは「万葉集」(5~8世紀)にツツジの花が詠まれている。
 最古の園芸書といわれる書物(19世紀)には、ツツジとサツキが掲載されているが、両者は特に区別はされていない。
 最初の園芸書から8年後に、ベストセラーとなる話題の園芸書が発行される。
その園芸書は園芸愛好家に愛読され、版を重ねて長く出版されていたという。
古い時代の園芸書がツツジとサツキを区別していた
 長期間愛読され続けた園芸書には「ツツジの部」と「サツキの部」があり、両者が区別されて掲載されていたという。
 その由来から「ツツジ」と「サツキ」を区別する習慣が出来たのではないかと考えられている。
つまり古い時代に人気のあった園芸書が「ツツジ」と「サツキ」を分けていたので、現在もなんとなく分けているというのが「ツツジ」と「サツキ」を区別する理由といえる。
現在の植物学的観点からは「ツツジ」と「サツキ」を区分するには多くの疑問点があるとされる。
そのため過去の慣習は残しながらも学術的には納得できない微妙な関係にある。
ツツジとサツキの相違点
ツツジとサツキを確実に断定できる相違点はないが、判別するるための目安がいくつかある。
おおよその判別は可能であるが、慣習によるものが大きい。
 【開花期】
ツツジ 4月~5月。
サツキ 6月。
6月に咲くからサツキと呼ばれてたが、最近は天候不順により開花期があやしくなってきている。
 【オシベの数】
ツツジ 5本以上。 (10本もある。)
サツキ ほとんど5本
例外もある。
 【新芽の出方】
ツツジ 花後に新芽が伸びる。
サツキ 開花期にすでに新芽が出ている。
この判別もかなり微妙。
 【冬期の常緑性・落葉性】
ツツジ 普通は半落葉する。
サツキ ほとんど落葉しない。
例外も多い。
また同品種でも地域により異なるものもある。
 【花の咲き方】
ツツジ 全部の花が一度に開く。
サツキ 1週間位の間につぼみが順々に開いていく。
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