剪定の目的 - 剪定 - 園芸メモ

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剪定の目的

剪定とは

剪定とは、植物の一部を切り取ることをいう。

※	状況に応じて様々な言葉を使い分けすることもある。「切り戻し」「芽かき」「摘果」「みどり摘み」など。 ⇒詳細は【剪定の種類】
※	通常は、ハサミなどで切ることで剪定するが、手で切ったりすることもある。

剪定の目的

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植物の高さや幅を制限するため。

※	家庭の庭など、限られた場所の中で栽培するために必要な措置。
※	大きく育ちすぎたり、枝葉が茂りすぎて、他の植物の成長を阻害する恐れのある植物に対して行うことが多い。

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植物の日当たりと風通しをよくするため。

※	日当たりや風通しが悪いと、病害虫の原因となる。
※	剪定をすることにより、美しさが増す植物もある。

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植物を好みの形にするため。

※	剪定することにより、好みの形に成長させることができる。
※	トピアリーや盆栽などは、この目的から生まれた芸術ともいえる。

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花の観賞や果樹収穫など、特定の目的があるものは、目的に応じた剪定する。

※	同じ樹木でも、目的によって剪定時期・方法が異なる。
※	美観を求めるためには枝ぶりを考え、果樹栽培では摘果などが行われている。
※	挿し木や接ぎ木に使用する穂木（ほぎ）を採るのも、目的になる。

森林や林などでは、植物が自然の状態で生育しているが、
そこは弱肉強食の厳しい世界でもある。
家庭の庭などで弱肉強食の世界を再現すると、日光や水などの奪い合いの結果、高価な花の美しい植物は枯れて、雑木と雑草だけになってしまう恐れがある。

※	限られた場所の中で、人間の好む植物を雑多に植えて自由に成長させると、うっそうとした庭になる。

剪定の注意点

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植物の性質に合わせた剪定を行う。

※	植物により、　　「剪定を嫌う」　　「剪定が必要」　　「どちらでもない」　性質のものがある
※	剪定を嫌う植物に剪定を行うと、枯れてしまう恐れがある。

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剪定時期を誤ると、花や実をつけなかったり、樹勢が衰えたりする。

※	最悪の場合、枯れる事もある。

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剪定の目的により、剪定時期や剪定方法が異なることもある。

※	ある程度の予備知識を持って剪定を行う。

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その植物特有の剪定方法が必要な場合がある。

※	大切な植物の剪定方法は調べておいた方がよい。

剪定の道具

剪定に使用する道具には様々なものがあるが、枝の太さにより使い分けをする。
最初は一般的な剪定バサミで使い心地を会得することから始めてみる。

植木バサミ

細い枝を切る時に、小回りがきくハサミ。

※	形にバリエーションがあり、大きさも色色ある。生け花に使用するのも植木バサミであるが、生け花の流派によって形が異なる。
※	太い枝を切るのは難しい。

剪定バサミ

少し太い枝を切る時に使用する。

※	一般的な用途には、この剪定バサミだけで事足りる。
※	刃が曲線になっているものが多い。
※	それほど力をいれなくても、太い枝が切れる。

剪定用ノコギリ

太い枝を切る時に使用する。

その他の主要なハサミ

盆栽ハサミ

盆栽に使用するのに便利なハサミ。
植木ハサミを細くしたもの。

※	刃の幅が細く、柄が長いほど細かい枝に向いている。

刈り込みハサミ

切り込みや生け垣などを整枝するのに使用するハサミ。

※	様々なタイプのものがある。
※	刃の長さが短いものの方が刈りやすいとされる。

高枝剪定ハサミ

高い枝を切るためのハサミ。

※	便利であるが、疲れる。
※	軽いものがよい。柄の長さが調整できるものがよい。刃の角度が変えられるものもある。切った枝を挟んで持つことのできるものある。