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ボタンは分枝しながら横広がりに成長していく。
古木になると高さ3m、太さ15cmくらいにもなる。 |
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ボタンは4月が最盛の成長期で新しい枝をぐんぐん伸ばし、頂点に花を咲かせる。 |
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ボタン〔牡丹〕の花 |
ボタンは晩春から初夏にかけて、新しく伸びた枝先に直径10センチ~20センチにもなる大輪の花を咲かせる。 |
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ボタンには数多くの品種があり花色も様々であるが、基本的なボタンの特徴は、何枚もの花びらをヒラヒラさせた大輪の花。 |
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ボタン〔牡丹〕の歴史 |
ボタンは中国原産の落葉性小低木で、古くから根を薬草として利用されていた。
園芸栽培されるようになったのは隋の時代(6世紀頃)からであり、唐の時代には大流行したという歴史がある。
日本には奈良時代に薬草として渡来し、観賞用に栽培されるのは平安時代以降のこと。 |
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他の園芸植物と同様、園芸の盛んな江戸時代には多くの品種改良が行われたという。 |
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ボタン〔牡丹〕の薬用利用 |
ボタンは花の観賞よりも薬用利用の歴史の方が長い。
薬剤として利用されるのは強い匂いをもつ根の皮で、「鎮痛、消炎、浄血」などの作用があるといわれる。 |
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ボタン〔牡丹〕の分類 |
ボタンの品種改良には長い歴史があり、非常に多くの品種がある。 花型、花色など千差万別で、明確な品種分けは難しいは様々な方法で分類することがある。 |
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【花びらの数】による分類 |
一重、二重、八重、千重(せんえ、ちえ)、万重(ばんえ)、獅子咲き |
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【開花期】による分類 |
春咲き、冬咲き、早咲き、晩咲き |
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冬咲きは「寒ボタン」とも呼ばれるボタンの品種で、通常は春と冬の2回開花する。 |
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【花色】による分類 |
紅色系、桃色系、白花系、紫色系、黄色系、黒色系、など。 |
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あまりにも多くの花色があり、色の微妙な表現が難しい。 |
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