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カタバミ〔片喰〕
  写真「カタバミ〔片喰〕の花」
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 カタバミ〔片喰〕とは
 「カタバミ」とは、カタバミ科[Oxalidaceae] カタバミ属[Oxalis](オキザリス)の植物のことであるが、花が大きく美しいものは「オキザリス」という名で呼ばれ区別されることがある。
「オキザリス」は園芸愛好家も多く好んで栽培されることが多いが、「カタバミ」は雑草と認識されることが多い。
「オキザリス」はカタバミ属 [Oxalis]のことでもあるが、属名を言う時はカタバミ属ということが多い。
オキザリスとは
 「カタバミ」は世界中の温帯から熱地方に広く分布している。
「カタバミ」の中でも、一番よく見られるタイプのものを特に「カタバミ」と呼ばられことが多い。
一般的に「カタバミ」という時は、特に品種の区別をしないこともある。
 「カタバミ」も、小さいながら(よくよく見ると)かわいらしい素敵な花であるが身分は雑草なのが悲しい。
しかし愛好者もいる。
雑草としてみれば、駆除するのはとても難しいやっかいな植物。
名 前  カタバミ 〔片喰〕 〔傍喰〕
別 名  スイモノグサ 〔酢漿草〕
英 名  Creeping Woodsorrel
 Yellow wood sorrel
類 別  カタバミ科 [Oxialidaceae] カタバミ属 [Oxalis]
学 名  Oxalis corniculata L.
性 質  多年草
原産地  温帯地方から熱帯地方に広く分布する
用 途  庭植え、 コンテナ栽培、 雑草
花言葉  「輝く心」
 名前の由来
カタバミ 〔片喰〕 〔傍喰〕  - 和名
葉の片隅が、かじられたようだからという説がある。
夜などに葉を閉じた時に、片側の葉が欠けて見えることによると思われる。
スイモノグサ 〔酢漿草〕  - 別名
カタバミ全体にシュウ酸がを含まれていて、酸味があることによる。
 カタバミ〔片喰〕の特徴
花の特徴
特に「カタバミ」と特定される品種の特徴。
カタバミは葉のわきから花茎を伸ばし、茎の先に5枚の花びらをもつ黄色い花を1個~8個の花を咲かせる。
花は晴れた日の午前中に開き、夕方には眠るように花びらを折りたたんでしまう。
花後はすぐに、ロケット型の実をつける。
ムラサキカタバミは花色が赤紫色のもの。
ムラサキカタバミはブラジル原産で、19世紀中頃に渡来し観賞用に栽培されていた。
園芸植物として渡来したが、今では日本全土に広がり雑草化している。
開花時期
【4月 ~ 10月】
環境がよければ、通年開花する。
花後はすぐに、実をつける。
葉の特徴
葉の形はハートを3つ合わせた形でとてもキュートである為か、古くから家紋に使用されている。
夜になると、葉を傘の様にたたんでしまう。
眠っているようであるが、日が強過ぎる時や乾燥し過ぎた時にも半分葉を閉じるので、温度や水分蒸発の調整をしていると考えられる。
シュウ酸を含む
カタバミは全体にシュウ酸を含むので、かむと酸っぱいが、味が悪いだけではなく有害でもある。 このシュウ酸により、動物や虫からの危害を防いでいる。
多量に食べると人間にも有害だという。
カタバミをしぼった汁や生の葉で、古くよごれた十円玉を磨くと、酸によりピカピカにきれいになるほど。
 カタバミ〔片喰〕の生態
きれいな花なので愛好する人もいるが、身分は雑草で繁殖力が旺盛。
駆除しようとしても苦労する。
生育条件
日向 ~ 半日陰。 過酷な環境でも適応可能。
日当たりのよい場所を好むが、過酷な条件でも耐えうる。
繁 殖
地上でも地中でも実生でも繁殖可能。
地上での繁殖
地上では、茎を伸ばし、地表を広がっていく。
広がった先で根付いていく。
地中での繁殖
地中では、球根が増殖して増えていく。
地下の球根の下に、さらに大根の様な根を下ろす。
根は太くてしっかりしている。
実生での繁殖
花後すぐに種子を付け、果実がはじけることにより種子を散布する。
繁殖が早くて確実、根が深くてしっかりしている等、繁殖力がとても強い。
カタバミの実はロケットの様な形をして直立してスタンバイしている。
やがて何かの振動で縦に割れ目がカバッと開き、中のタネが一気に飛び散る。
1mもの距離を飛ぶタネもあるが、タネには接着剤もどきの液もついているので、人間や動物などに付着して、さらに遠くに移動することもある。
 カタバミ属の植物
カタバミ以外に、日本に自生する主なカタバミ属の植物。
環境などにより花期は異なってくる。
ムラサキカタバミ 〔紫傍喰〕
[Oxalis corymbosa]
 江戸時代末に観賞目的で輸入されたものが爆発的に繁殖したもの。
 紫赤色の小さい花は美しいが、駆除が困難な雑草となった帰化植物。
 花期は3月~12月。(真夏は咲かない。)
ムラサキカタバミの特徴
アカカタバミ 〔赤傍喰〕
 [Oxalis corniculata f.rubrifolia]
 黄色い花びらの基部が花の葉が赤みを帯びていて、葉色は暗い紅紫色をしている。
 葉も茎も赤茶色になる。
 よく日が当たる砂利や石垣などの場所に好んで生える。
 花期は5月~9月。
ウスアカカタバミ 〔薄赤傍喰〕
 [Oxalis corniculata f. tropaeoloides]
 葉色が赤みかかっている。
 カタバミとアカカタバミの中間的な形質で、判別が少し難しい。
 花期は5月~7月。
ミヤマカタバミ 〔深山傍喰〕
[Oxalis griffithii]
 白い花を少しうつむきながら咲かせる。
 ハート型の葉の角が、少しとがっている。
 山地の樹木の下などに生える。
 花期は3月~5月。
コミヤマカタバミの葉の角が、とがっていない。
コミヤマカタバミ 〔小深山傍喰〕
[Oxalis acetosella]
白い花びらの中にほんの少し赤い筋がはいっている。
 山地の針葉樹木の下にある、苔の中や大木の根元などを好んで生える。
 花期は3月~7月。
淡いピンク色の花を咲かせるものもある。
ミヤマカタバミとは異なり、葉の角がとがっていない。
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