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欧州では古くから香料作物として栽培されていた植物。
後に観賞用にも栽培されるようになり、園芸品種もあるが、古くから栽培されていた為に、品種名や学名が定かでないものが多い。 たんすに入れておくと、虫よけになる。 |
ラベンダー油やポプリとして利用 |
ラベンダーの香りには、リラックス効果と殺菌効果があると言われ、精油や香料などにされて利用されている。 |
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◇ |
ドライフラワー、ポプリ |
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ラベンダーは、古くからドライフラワーやポプリにして、香りを楽しむことが行なわれてきた。
商品として販売されてもいるが、自宅にラベンダーがあれば、自家製のものも手軽に作ることが出来る。
→風通しのよい日陰で乾燥させて作る。 |
◇ |
ラベンダー油 |
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花・枝・葉から精油を採取して、利用されている。
→ 採取方法は、水蒸気蒸留または溶剤抽出による。 |
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名 前 |
ラベンダー 〔Lavender〕 |
英 名 |
Chinese trumpet vine |
類 別 |
シソ科 [Lamiaceae]
ラバンデュラ属 [Lavandula] |
性 質 |
常緑 小低木 |
原産地 |
地中海からアルプス地方 |
用 途 |
庭植え、 鉢植え |
花言葉 |
「清潔」 「新鮮」 「貞節」 |
開花期 |
【7月 ~ 9月】 |
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ラベンダー 〔Lavender〕 |
古代ローマ人が公衆浴場の浴槽にラベンダーを入れて芳香を楽しんだり、衣類に虫がつかないように洗濯の時にラベンダーで香りをつけたことから、ラテン語の「洗う」[lavare] 、またはイタリア語の「洗い物」[Lavanda] に 由来するといわれる。 |
※ |
ラベンダーは古くから殺菌剤としての効能が知られていた。 |
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イングリッシュ・ラベンダー |
【別名】 |
コモン・ラベンダー [Common lavender]
トゥルー・ラベンダー [True lavender] |
【学名】 |
Lavandura angustifolia Mill |
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古くから栽培されているものはこの系統のラベンダーが多く、香りがよいので、現在でも精油の採取用などによく栽培されている。
縁がなめらかな細長い葉が特徴で、薄紫色の小花を細い穂に多く咲かせる。
香りが良く、耐寒性が強いが、耐暑性は弱い。
涼しくて降雨量の少ない地域での栽培に適している。
スパイカ・ラベンダー系。 |
※ |
イギリスが原産地ではなく、俗称がそのまま通称となったもの。 |
※ |
北海道で栽培されているものも、イングリッシュ・ラベンダー系が多い。 |
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ラバンディン・ラベンダー |
自然交配か人工交配により生まれた品種であるとされ、イングリッシュ・ラベンダーのグループに属する。
耐寒性も耐暑性も強いので、暖かい地方でも栽培が可能。
葉も香り、大株になる。 |
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フレンチ・ラベンダー |
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太い花穂にの小花を咲かせ、上にウサギの耳のような苞(ホウ)があるのが特徴。薄紫色と白色の花がある。
花よりも葉に香りがある。
耐寒性はあまりないが、耐暑性はやや強い。 |
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近縁に、デンタータ系のフリンジド・ラベンダーもある。
葉に強い香りがあり、丈夫で栽培しやすい。 |
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レース・ラベンダー |
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葉に、シダの葉のような深い切れ込みがある。
薄紫色の小花を穂に多く咲かせ、穂は枝分かれすることもある。
四季咲きのものが多い。
耐寒性は弱く、耐暑性は普通。 |
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