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ヒイラギナンテンは、華やかさには欠けるものの「黄色い花」とヒイラギに似た「独特の葉」と「紫黒色の実」が魅力の低木。
樹高は1m~2mほどで、どこでも育つ丈夫な木で栽培がやさしいことから公園や庭木などによく植えられている。 |
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名 前 |
ヒイラギナンテン 〔柊南天〕 |
別 名 |
トウナンテン 〔唐南天〕 |
類 別 |
メギ科 [Berberidaceae]
ヒイラギナンテン属 [Mahonia] |
学 名 |
Mahonia japonica (マホニア・ジャポニカ) |
性 質 |
常緑性 低木 |
原産地 |
中国、 台湾、 ヒマラヤ地方 |
用 途 |
庭植え、 鉢植え |
開花期 |
3月 ~ 4月 |
果実期 |
6月 ~ 7月 |
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ヒイラギナンテン属は約50種ほどあるが、日本で見られるのは中国原産種が多いという。
園芸品種もある。 |
※ |
花が大きいもの、香りのするもの、葉の細いものなど、様々な品種がある。 |
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日蔭でもよく育つが、葉の色が、日向では黄赤色、日陰では濃緑色になる。
果実は初夏から夏にかけて、ナンテン(南天)に似たような実が紫黒色に白粉がついたように熟す。
細長い花穂を四方に広げるようにして花を咲かせる。 |
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ヒイラギナンテン 〔柊南天〕 - 和名 |
ギザギサの葉がヒイラギ(柊)に似ていて、全体の雰囲気がナンテン(南天)に似ていることから、合わせてヒイラギナンテンと呼ばれたもの。
学名のMahoniaは、 19世紀米の植物学者の名前にちなんだもの。
→ Mc.Mahon(マクマホン)。 |
※ |
実がナンテン(南天)に似ていることからという説もある。
(あまり似ているようには思えないが…。) |
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ヒイラギナンテン属 [Mahonia] - 属名 |
19世紀アメリカ人の植物学者の名前にちなんだもの。
→ Mc.Mahon(マクマホン)。 |
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土質を選ばず、日向でも日陰でも育ち、大気汚染にも強い。
手入れもほとんど不要で栽培のやさしい植物といえる。 |
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栽培場所 |
どこでも育つ性質から、環境の悪い場所に植えられることが多いが、本来は日当たりと水はけのよい肥沃な場所を好む。 |
※ |
西日と冬の北風が当たらない場所がよい。 |
※ |
やや乾燥に弱い。 |
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剪 定 |
樹高は1m~2mほどにしか成長せず、枝はもうっそうとするほどにはならないので、それほど剪定の必要はない。 |
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肥 料 |
3月と9月に、緩効性の肥料を施すとよい。 |
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病害虫 |
強い。 |
※ |
風通しが悪い環境だと、うどんこ病にかかることもある。 |
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植え付け・植え替え |
若い苗には、支柱を立て、高植えする。 |
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植え替え・植え付けの適期 |
【4月 ~ 6月】
【9月 ~ 10月】 |
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繁 殖 |
3月~4月頃に、挿し木で増やすことが出来る。 |
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