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シラン〔紫蘭〕
写真「シラン〔紫蘭〕の花」
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 シラン〔紫蘭〕とは
 日本が誇る美しい野生のラン。
 かつては関東以南の各地で多く自生していたが、現在では野生種が激減、準絶滅危惧種となっている。
しかし公園や家庭の庭などでは、よく見かける馴染みのある花でもある。
地域の開発や乱獲などにより激減したと考えられている。
性質は頑強で、庭に植えたまま放任していても増殖していく。
名 前  シラン 〔紫蘭〕
別 名  シケイ 〔紫蕙〕、 ベニラン 〔紅蘭〕
英 名  Winter sweet
類 別  ラン科 [Orchidaceae] シラン属 [Blettilla]
学 名  Blettilla striata
性 質  多年草 耐寒性
原産地  中国、 台湾、 日本 (本州の千葉県以西)
用 途  庭植え、 コンテナ栽培、 切花
花言葉  「互いに忘れないように」
メ モ
低い山地の、少し湿った草地や林の縁などによく自生していた。
葉の長さは20~30cmくらいで、縦じわがある。
春になると、葉よりも高く30~70cmほどの花茎を伸ばし、先端に数個の花をまばらに咲かせる。
花の直径は約5cmほどで、典型的な蘭の花の形をしている。
紅紫色の花の色がほとんどであるが、白い花のシロバナシランもあり、また園芸種もある。
開花時期
【4月 ~ 5月】
受粉 ~ タネの散布まで
 美しい花で昆虫を誘うが、花に蜜はない。
しかし花の奥へと虫を誘導する花道はしっかりと作られていて、確実に花粉を昆虫につけて別の運んでもらっている。
 受粉すると花後に実をつける。 1つの実の中には数十万ものタネが入っていて、1個の長さは1.6ミリほどの細長い形をしている。 ホコリにように軽いのでダストシードと呼ばれている。 ホコリの様な大量のタネを、秋から春にかけて少しずつ飛ばして、広範囲に子孫を残そうとしている。
タネの大きさが小さいので成長する確率は小さいが、膨大な数を用意して確実に子孫を残そうとする、雑草のような習性を持つ。
薬用利用
地下に偽球茎があり、漢方薬などに使用される。
止血・痛止め・慢性胃炎など。
 名前の由来
シラン 〔紫蘭〕  - 和名
紫紅色の花色から名づけられた。
しかし白い花も、紫蘭と呼ぶのが面白い。
 シラン〔紫蘭〕の栽培
丈夫で育てやすい。
庭植えの場合は、放任していても、よく育ち増殖してくれる。
場 所
日当たりのよい場所を好むが、日当たりの悪い場所でもよく育つ。
日当たりが悪くても問題なく花を咲かせるが、日当たりがよい方がよく繁殖するように思われる。
野生のものは、低い山にある日当たりのよい草原などに群生している。
コンテナ栽培
西日の当たらない日当たり~半日陰に置く。
土の表面が乾いたら、水をたぷり与える。
病害虫
特になし。
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