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寄生された枝葉を焼却・廃棄する |
アブラムシが寄生した雑草や雑木、剪定可能な枝などは、迷わず切り取り処分する。 |
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不要な雑草や雑木はアブラムシの寄り付く原因ともなるので、常に取り除いておくと、アブラムシの予防になる。 |
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ブラシなどを用いて取り除く |
アブラムシはほとんど動かずにいるものなので、根気さえあれば(薬剤など使用せずに)簡単に取り除くことが出来る。 |
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濡らしたタオルや、ティッシュなどで、丁寧に拭き取る。 |
◇ |
少し頑固なものは、ブラシなどでこすり取る。 |
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アブラムシを周囲に飛ばさないように気をつける。
植物を丁寧に扱い、傷つけないように気をつける。 |
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牛乳や粉ミルクなどを噴霧(フンム)して窒息させる |
牛乳をアブラムシに付着させると、窒息させることが出来る。 |
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牛乳に展着剤を1割くらい加えると効果が高まる |
牛乳を噴霧する方法は、ムラができやすく、生き残るアブラムシも存在するので完全除去は難しい。
しかし、展着剤を1割ほど加えると効果が高まるという。 |
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表面張力を下げて、薬液が均一に広がることを目的として使用するもので、市販されている。 |
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薬剤散布 |
大量に発生した時などは、薬剤散布もやむを得ない。
基本的にアブラムシは薬剤に対して弱いので、たいていの薬剤でも効果があり、アブラムシ用の薬剤も各種販売されている。 |
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薬剤抵抗性に注意する |
同じ薬剤を少しずつ長期間使用していると、その薬剤に対して抵抗力が出来てしまう。
使用する時は、一気にムラなく散布し削除するようにする。
長期間使用する時は、異なる薬剤に変えるようにする。 |
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異なる薬剤とは、単に販売されているメーカーを変えるのではなく、使用している薬剤を変えるということ。
→ スミチオン乳剤とか、マラソン乳剤とか…。 |
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厳密には、薬剤の中の化合物が異なるとよいとされる。 |
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薬剤はアブラムシの天敵も被害を受ける |
薬剤には効果のある昆虫が特定されているものもあるが、アブラムシ用の薬剤は一般的なものが多く、アブラムシの天敵にも効果を及ぼしてしまう。 |
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その他の動植物も何らかの影響を受ける可能性もあるので、極力限定的に用いるようにする。 |
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天敵利用 |
アブラムシの天敵は沢山いるので、天敵にアブラムシを食べてもらう。
有名な天敵は、多くのテントウムシ類。
その他にはアブラバチなどもいる。 |
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テントウムシはアブラムシを主食とする有難い昆虫。
成虫は愛らしい外観から人間に愛されている。 |
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テントウムシの仲間でも、アブラムシを食さないものもいる。 |
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色の好みを利用して防除する |
鮮やかな黄色を好む |
アブラムシは、鮮やかな黄色を好み、飛来するアブラムシはこの色を目安に着地する傾向がある。
この習性を利用して、アブラムシの好みでない植物のそばに黄色い容器を置き、中に水と薬剤や家庭用洗剤などを少量入れてかき混ぜておくと、水の中に入って飛びたてなくなる。 |
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黄色い花の植物を好むといわれる。 |
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ピンポイントで着地するわけではないので、近くに食性のある植物があると逆効果となる。 |
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他の昆虫や鳥などもやってくる可能性がある。 |
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キラキラした銀色が苦手な色 |
キラキラした銀色を嫌い、空からは近づかない傾向がある。 |
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農家などではこれを利用したテープやマルチを利用することもあるが、金額が高いことから、シルバーテープを垂らすなどの代用をすることが多い。 |
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外観が損なわれるので、一般家庭の庭では実行しがたい。
家庭菜園などではよいかもしれない。 |
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紫外線カット |
色とは少し異なるが、紫外線をカットしたフイルムなどがある。紫外線をカットすると昆虫類は真っ暗闇にいる状態になるらしい。これを利用すると、アブラムシは好みの植物を判別できなくなる。 |
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ミツバチやアブラムシの天敵など、他の昆虫も影響を受けてしまう。 |
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