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イラガ 〔刺蛾〕
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 イラガ〔刺蛾〕とは
 イラガとは、イラガ科に属する昆虫またはその総称で、ほぼ世界中に分布している。
(日本にはそのうち27種ほど存在する。)
 イラガ成虫は、いわゆる蛾(が)の生態をしているが、幼虫は独特の様態をした毛虫で、毛には毒がある。
この幼虫にうっかり触れると激しい痛みが続くことから有毒害虫とされ、悪い意味で注目されている。
イラガの成虫は、いわゆる蛾(が)の生態をしている。
黄色い翅の先半分は褐色になっている。
成虫には毒がない。
名 前   イラガ 〔刺蛾〕
幼虫の別名   イラムシ
分 類   イラガ科 [Limacodidae]
 イラガ〔刺蛾〕の幼虫
イラガま幼虫は、鮮やかな黄緑色していて、トゲが生えたイボの様なものが全身につき出ている。
太くて短い、(毛虫としては)ずんぐりしている。
個別に見ると目立つ形体をしているが、樹木の中では見つけにくい。
グロテスクな形体ともいえるが、鮮やかな色合いから美しいともいえる。
一般的な幼虫の体長は24ミリほど。
成虫の体長は約2センチ弱、開張すると約3センチほどになる。
褐色や青色の線紋のあるものもある。
いわゆるイラガと呼ばれるものには、いくつかの品種がある。
幼虫の出現時期
【7月 ~ 10月】  特に9月頃に多く見られる
通常は年1回、時には年2回発生する。
冬は、樹上に白く固い卵状の繭を作って越冬する。
繭は白色に黒い条があり、固くて小鳥の卵のような形をしている。
樹の枝に作られることが多い。
寄生する植物
様々な樹木の葉を食べねが、果樹が好みと思われる。
ウメ、カキ、クヌギ、ザクロ、サザンカ、ソメイヨシノ、ツバキ、チャノキ、ナシ、ブルーベリー、ヤナギ、リンゴ、など。
単体で行動するものと、集団で行動するものがある。
有毒被害
幼虫のトゲに触れると電気的な痛みをチクチク感じる。
やがて患部が赤く腫れるが、痛みは長く続くことはない。
個人差はあるが、長くても数日で治まることが多い。
痛みを感じて、害虫がいるのに気づくことが多い。
冷水で洗うと痛みが和らぐという。
食された植物の葉は葉脈だけ残る形になるが、人的被害の方が注目される傾向にある。
防 除
樹木のなかでは、なぜか目立たないので、電撃的な痛みを感じて初めて存在に気づくことが多い。
単独で存在する場合と集団で存在する場合があり、集団で存在する場合でも分散している可能性が強いので、注意する。
動きは活発ではないので、見つけたらピンセットなどで取り除くことが出来る。
使用後のピンセットは、よく消毒しておく。
イラガのついた葉や枝を切り取る。
薬剤散布する。
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