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カタツムリ 〔蝸牛〕
カタツムリ〔蝸牛〕の写真
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 カタツムリ〔蝸牛〕とは
カタツムリは巻貝の仲間で、その中でも陸上に住んで、大きな殻を背負って、目が触覚の先についているものを、一般にカタツムリと呼んでいる。
ナメクジもカタツムリの仲間
ナメクジも陸上に住む巻貝の仲間で、殻のないカタツムリといえる。
ほとんど同じ仲間であるのに、カタツムリの愛好者は多いが、殻がないというだけでナメクジを毛嫌いする人が多い。
アジサイとカタツムリは梅雨の象徴とされ、古くから写真や絵のモデルとして定番となっている。
カタツムリは害虫
カタツムリの愛好者は多いが、園芸的観点からいうとカタツムリもナメクジと同様に植物を食外する害虫で、駆除の対象とされている。
駆除方法はナメクジと同様。
ナメクジ
名 前   カタツムリ〔蝸牛〕
別 名   デンデンムシ
学術用語   マイマイ
英 名   Land snail
分 類   軟体動物門 [Mollusca]
学問上は「○○マイマイ」と名づけられている。
 名前の由来
デンデンムシ
『出よ出よ虫』という意味で、「早く殻から体を出せ」と言っている。
カタツムリは危険を感じると殻に閉じこもってしまうので、子供たちがつかまえたカタツムリを見たくてはやしたてたものと言われている。
 カタツムリ〔蝸牛〕の生態
カタツムリは、腹の裏全体が足のようになっていて、筋肉を収縮させて進んでいく。
→「腹足類」(フクソクルイ)と呼ばれている。
動きは遅いが、どこでも動きまわれる。
地面、岩の上、細い茎、葉の上、栗のイガの上、など。
また、離れた葉の間も渡って行くことが出来る。
粘液を出して歩くので、歩いた跡がそのまま筋となって残る。
粘液は、潤滑液のような役割を果たすが、植物の上を歩いても筋となって残ってしまうので、農家や園芸家に嫌われる。
乾燥と寒さが苦手
カタツムリは、ねばねばした液体で体の周囲をおおい、乾燥をふせいでいる。
さらに空気がひどく乾燥している時は殻の中に閉じこもって、入口に薄い膜を張って乾燥を防ぐことまでしている。
また、寒い時や越冬時にも同様に殻の中に閉じこもってしまう。
膜には、穴が開いていて、呼吸が出来るようになっている。
湿気を好む
湿気が多い時は、元気よくはいまわる。
梅雨の季節や雨上がりの時などは、よく動き回るので人に発見される事も多い。
しかし大雨は苦手で、雨が触角の先にある目に当たると、触角を引っ込めて、じっとしている。
夜行性
太陽が出て、湿度が低い昼間は、葉かげなどで休んでいる。
そして太陽がしずんでから活動を始め、日が昇るまで動き回る。
これは夜を好むというよりも、湿気を好む性質から夜間に活動するものと思われる。
梅雨時や湿気のある時は、昼間も活動している事がある。
しかし害虫としての駆除を考える時は、夜行性として認識した方が効率的といえる。
雌雄同体
カタツムリは、オスとメスの両方の器官を持っていて、オスとメスの区別がない。
しかし交尾には2個体が必要とされる。
ただし交尾をしないで、1個体で自家受精して卵を産むこともある。
交尾の方法
カタツムリの2個体が向かい合ってピッタリ寄り添い、体の横にある生殖口(セイショクコウ)から、お互いに白い生殖器を長く伸ばし、互いに精子を交換し合う。
何時間もかけて交尾をする。
交尾の時期
春~秋
6月~8月には特に多く行われる。
産 卵
交尾の10日ほど後に産卵する。
頭から土の中にもぐり、殻まで隠れると、頭を下にしたまま土の中に産卵する。
5分~10分おきに1個ずつ生んでいき、全部で40個~50個ほど生む。
もぐるのに2時間以上もかかり、産卵には10時間以上要する。
産卵後数ヵ月で親貝は死亡するといわれる。
寿命は種類により異なるが、通常は1年半~4年くらい。
カタツムリの卵は2~3ミリほどの球形で、真っ白い色をしていて、粘膜に包まれている。
カタツムリの赤ちゃん
最初は真珠のように真っ白だった卵は徐々に薄茶色になり、10日~1ヵ月ほどで赤ちゃんが誕生する。
カタツムリの赤ちゃんは、小さいけれど、ほぼ親と同じ姿をしている。
気温によって孵化(フカ)までの期間が異なる。
卵に割れ目が入り、頭から出てくる。
カタツムリの冬越し
落ち葉の下や土の中などにもぐりこみ、殻の中に入ると入口を膜でしっかり閉じて冬をやり過ごす。
気温が下がると、入口の膜の数を2~3枚に増やしていく。
春になると、活動を開始する。
冬でも、気温が高い日に目を覚ますことがある。
膜が濡れてくると、殻から出てくる時が近い。
カタツムリの天敵
カタツムリ捕食する天敵は多い。主な天敵は以下の他に、オオカマキリやオバボタルなどがいる。
マイマイカブリ
黒くて細長い昆虫で、カタツムリを見つけると殻の中に頭をつっこんで、食べてしまう。
カタツムリ食する様が、頭からカタツムリをかぶっているように見えることから名づけられた。
マイマイカブリは他の生き物も食する肉食。
殻をこわして食べる。
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カタツムリ〔蝸牛〕の写真
 カタツムリ〔蝸牛〕の体
カタツムリの殻
生まれたばかりの時は、1巻半(ヒトマキハン)の殻であるが、成長するにつれ、うずまきが増えていき、2~3年後に、5巻~6巻にもなる。
殻がこわれると、急いで修理する。
殻の成分はカルシウム分なので、石灰岩の豊富な地方ではカタツムリがよく見られる。
殻の右巻きと左巻き
種類により右巻きか左巻きかが決まっているが、右巻きが多い。
強力な口
上あごにはヤスリの様な部分があり、口の中にはおろし金の様な、尖った小さな歯がずらりと並んでいる。。
強力な口で、植物の葉や花、藻類(ソウルイ)や腐葉土などをけずりとって食べる。
呼吸口(コキュウコウ)
背中の殻に近い所に呼吸をする穴があり、開いたり閉じたりして呼吸をしている。
肛門とフン
フンを出す肛門は、殻の入口近くにある。
食べたものと同じ色のフンを、折りたたむようにして出していく。
色素を分解出来ない為、食物の色のまま出ていく。
葉を食べると緑色のフン、花を食べると花色のフンとなる。
触角(ショッカク)
大触角と小触角がある。
大触角(ダイショッカク)
先に目があるが、光がわかる程度の頼りない目だといわれている。
小触角(ショゥショッカク)
大触角の前にある小さな突起で、食べ物のにおいや味を判別する。
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