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球根植物にも様々なタイプのものがあるが、一般的に「春植え球根」は熱帯原産の植物が多いため、冬の霜などにより腐る恐れがある。
秋植え球根と夏植え球根は耐寒性があるが、逆に夏の高温多湿を苦手とする。
このため、球根植物は休眠期に掘り上げて管理するのが理想的とされている。 |
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古くからの日本で自生・栽培している球根植物には、日本の気候によく馴染んでいるものもあり、植え替える必要のないものもある。 |
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春植え球根は、秋に葉が枯れた頃が掘り上げの適期。 |
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掘り上げる時に球根を傷つけない様に、地上部があるうちに目印をつけておく。 |
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植える時に判るように、名札などを添えておく。 |
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多くの球根植物は、夏の高温多湿(又は)冬の寒さを嫌うため、日本の環境では球根を上手に太らせる事が難しい。 |
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そのため、1年限りの球根と割り切って使い捨てにすることもよく行なわれている。 |
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地植えでは、球根を3年〜4年ほど植えっぱなしでも花を咲かせることもある。 |
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ひどく凍らない場所ではうまく年越しすることが多い。 |
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鉢植えの場合は、掘り上げて新しい用土に植え替えた方がよい。 |
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チューリップの球根を植えたままにしておくと、チューリップの大敵「ウイルス性モザイク病」にかかりやすい。 |
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モザイク病とは、花が変色したり形が変化したり、咲かなくなったりする病気。 |
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モザイク病は、冬季に乾燥する気候で発生しやすい性質があり、日本海側の気候では発生しにくい。 |
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チューリップの栽培 |
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グラジオラス |
球根を傷つけないように、想定の場所から10cmほど周囲から掘っていく。 |
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「新しい球根」 「古い球根」 「木子」(きご) |
グラジオラスの球根は、黒ずんだ「古い球根」の上にきれいな「新しい球根」、 さらに、その間にもいくつかの「木子」が出来ていることもある。 |
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「古い球根」は、取り除く。 |
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「新しい球根」は、汚れなどをふき取り、きれいにして保存する。 |
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「木子」は、小さいものは取り除いて、大きなものを保存する。 |
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小さな木子は、芽が出てこない可能性が高い。 |
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大きな木子は、2〜3年すれば花が咲くようになる。 |
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ネットに入れ、ダンボールの箱の中などで管理する。
箱は、日の当たらない涼しい場所に置く。 |
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ダリア |
球根を傷つけないように、中心から20cmほど周囲からやさしく掘っていく。 |
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球根の付け根にある根を大切にする |
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ダリアは、根を一緒に保存しないと芽が出てこないので、茎の一部と一緒に保存しておく様にする。 |
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少ししめらせたピートモスの中に包んでビニール袋などに入れ、ダンボールの箱の中などで管理する。
箱は、日の当たらない涼しい場所に置く。
(気温が5度くらいの場所。) |
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クルクマ |
容器栽培のものは、鉢上げせずにそのまま玄関などに置いておく。 |
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