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高地に自生するシャクナゲの原種は、平地では育たないといわれている。 |
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現在、普通に入手出来るシャクナゲは、園芸品種である西洋シャクナゲであるので、比較的栽培が容易ではある。
すぐに大きくなるので、鉢植えは管理が難しい。 |
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小さく、うまく樹形を整えるには根気と技術が必要となる。 |
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栽培場所 |
西日の当たらない風通しの良い半日陰の場所。 |
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ある程度の日当たりは必要で、朝日が当たる程度の日当たりがよい。 真夏の高温や強い直射日光に弱い。 |
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◎ |
日本の山などに自生するシャクナゲは、午前中だけ日が当たる落葉樹の下などが最適。 |
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日陰では、花つきが悪くなり、虫もつきやすい。 |
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日当たりのよすぎる所は、葉焼けを起こし、枯れてしまうこともある。 |
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庭植えなら、斜面などの水はけのよい場所か、土を盛り上げて高くするのもよい。 |
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花壇などでは、土を盛り上げて高くするのもよい。 |
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屋外での栽培可能地域 : 北海道 ~ 九州。 |
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鉢植えの水やり |
表土が乾いたら、たっぷり水やりする。 |
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花柄摘み |
花後すぐに、咲き終わった花がらを元から切り取る。 |
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球状にかたまって咲く花は、個々の花の咲き終わる時期が異なる場合があるが、房ごと早めに摘み取る。 |
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勢いのよい枝からは、摘み取った茎の脇から2~3本の新芽が伸びてくる。
次に出てくる芽は、最初のよりも伸びが少なくて樹形がコンパクトに仕上る。 |
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シャクナゲの花芽は夏頃に出来る。 |
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芽かき |
花芽のつかなかった茎の先には、1本の新芽が勢いよく伸びていく傾向にある。
その勢いのよい新芽を、柔らかいうちに手で折り取る。 |
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しばらくすると、硬くなってしまう。 |
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花柄摘みと同時期に行うとよい。 |
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剪 定 |
込み合った枝や長く伸びすぎた枝などを、間引きながら小さくまとめていく。 |
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シャクナゲの樹形は、なんとなく楕円形におさまってくれるが、大木になる品種が多い。
庭の中で栽培するには、少しずつ小さく整えていく必要がある。
また枝間の空間が一定ではないので、手を加えないとしまりがなくなる。 |
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花柄摘みと同時期に行うとよい。 |
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肥 料 |
肥料は控えめに与える。 |
※ |
シャクナゲに肥料を与え過ぎると根が傷み枯れる恐れもある。 |
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元気に成長している庭植えのシャクナゲなら省略してもよい。 |
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肥料の適期 |
【2月~3月】
【9月~10月】 |
◇ |
緩効性化成肥料を与える。 |
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開花期は、肥料を与えない。 |
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