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イ チ ゴ 〔苺〕
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 イチゴ苗 ・・・ 植え付けのポイント
株元の「クラウン」は、土に埋めない
ランナー側が奥になるようにする
表土をマルチングする
クラウンとは、葉のつけ根にあるギザギザしている部分のことで、形が王冠に似ていることからクラウン(王冠)と呼ばれているもの。
株元の「クラウン」は土の中に埋めない ⇒ 浅植えにする
株元のクラウンと呼ばれる部分は、土に埋めないようにする。
イチゴを植え付ける時の鉄則が「浅植え」。
クラウンから花芽が伸びてくる。
ランナー側が奥になるようにする
イチゴはランナーの反対側に花がつくという性質がある。
ランナーが出る方を奥の方に向けて、手前に実がつくようにすると収穫が楽になる。
ランナー(runner)とは、イチゴの株から伸び出してくるツルのことで、走出枝(そうしゅつし)ともいう。
伸びたランナーの先に子株が出来る。
表土をマルチングする
マルチングとは何かで覆うこと。
泥はねや土の流出防止、防寒などの目的の為に表土を保護するために行う。
マルチング材は何でもよいが、イチゴには細かく切ったワラや、ヤシの繊維など細かいものがよい。
 イチゴ苗の選び方
株全体が、しっかりしているもの。
葉の色が、濃い緑色をしているもの。
病害虫のない健全なもの。
クラウンが太く、しっかりしているもの。
クラウンとは、茎の付け根の部分で、葉が伸びる成長点でもある。
横から見た形が、王冠(クラウン)に似ている。
ランナーが付いているもの。
花後に、株からランナーが伸びていき、先端に子株を作る。
ランナーがあると、花と実をつける向きがわかる。
「一季性」か「四季性」か→ 苗の選択をする
一季性のイチゴは、年1回初夏に収穫するタイプで、果実が大きいものが多い。
四季性のイチゴは、秋にも収穫出来るが、一季性に比べて果実が小さい。
 イチゴ の 植え付け
植え付け時期
【10月 ~ 11月中旬】
容器栽培
イチゴは葉も果実もかわいらしいので、観賞用に容器栽培することも好まれている。
1株を容器に入れてキッチン栽培がてら食用にも・・・などとイチゴにはおしゃれな雰囲気もあるが、本気で食用にしたいと考えるならば畑栽培を考えた方がよい。
1株につき約10個の収穫が目安であるが、あくまで目標的数値。
鉢植え用土
容器栽培の場合は、市販の培養土でよいが、赤玉土と腐葉土を混ぜた用土を作るのもよい。
表土はワラなどでマルチングする方がよい。
大きな容器に複数株植えるような時には、鉢底石に発泡スチロールを使用すると、軽くて移動しやすくなる。
自家製用土の例
6: 赤玉土小粒
3: 腐葉土
1: ピートモス
他: 細かく切ったワラやヤシの繊維など細かいもの
(マルチング材として表土におく)
株数の目安
複数株を植える場合は、15~20センチほど間隔を空ける。
65センチ長さのプランターでは、3株程度となる。
イチゴ栽培用のおしゃれな特別容器も様々ある。
露地栽培
複数株を植える場合は、15~20センチほど間隔を空ける。
元肥を加えて土壌改良を行うとよい収穫が望める。
露地栽培とは戸外で栽培する地植えのことであるが、野菜などの栽培を行う時によく使用する言葉。
露地栽培用土の例
7: 培養土
3: 堆肥(完熟)
堆肥は、牛糞などの有機肥料がよい。
植え付けの手順 [露地栽培]
1株や2株ほど植えるのもよいが、本格的に食用利用を考えるならば畑づくりが必要となる。
1)畝(ウネ)作り
 植え付け予定日の約2週間前に土つくりを始め、土をなじませておく。
必要な広さの場所を特定する
苗は30cmほど間隔をあけて植え付ける。
※植え付ける苗の数により、用地の広さが異なる。
8株の苗 → 2列で120cm×60cm
10株の苗 → 2列で150cm×60cm
 →さにら全体の周囲15センチほど余裕をもたせる。
土を中和してクワなどで耕して1週間ほどなじませる。
苦土石灰をまぜて土をの中和させぜる。
目安として1mあたり60g。
元肥を加えて土と混ぜ合わせ、1週間ほどなじませる。
元肥の例(1)
堆肥 約1.2kg
油かす 約60g
化成肥料 約60g
(1mあたり)
元肥の例(2)
牛ふん堆肥 約2kg
化成肥料 約100g
ヨウリン 約60g
畝を周囲より高くする。
畝全体を、周囲より10cm~20cmほど高くして表面をならしておく。
周囲より高くすると、水はけがよくなる。
水はけの悪い土ならば、さらに高くする。
2)苗の植え付け
(1) 苗を植える場所に穴をあける。
約30cm間隔。
(2) 穴にたっぷり水を入れる。
水が引くまで待つ。
(3) 苗の下根を少しほぐす。
(4) 苗を穴に入れ、周囲に用土を入れて馴染ませる。
株元の「クラウン」と呼ばれる部分を、土に埋めない様に気をつける。
(クラウンから花芽が伸びてくる。)
(5) 水を十分にしっかりあたえる。
根付くまで乾燥させないようにする。
3)追肥
 1mあたり20gほどの化成肥料を追肥として与える。
 追肥の時期 【1月下旬 ~ 2月上旬】
枯れ葉などを取り除くき、熊手などを使用して肥料と土を軽く混ぜ合わせる。
雑草駆除にもなる。
4)マルチング
 黒いシートをかぶせる。
 マルチングの時期 【2月 ~ 3月】
マルチングは、春近くになってから行うのが基本。
植え付け時(秋)にマルチングをしてしまうと、冬に土の温度が上昇して、花が咲いてしまう恐れがある。
容器栽培でマルチングに使う「細かく切ったワラやヤシの繊維」でもよいが、露地栽培ではシートの方が簡単で機能的。
(1) シートの端を1辺だけ、畝の端から土をかぶせて固定させる。
(2) シートを畝全体にかぶせる。
(3) 反対側のシートの1辺にも土をかぶせて固定する。
(4) 必要な長さだけ残して、余分なシートを切り離す。
シートは、なるべくピンと張る。
(5) 残りの2辺も同様に土をかぶせて、シートを固定する。
(6) 苗のある所を探し当てて、手でシートに小さな穴をあける。
基本通り、30cm間隔に苗を植え付けていたら、苗の場所は特定できる。
(7) 苗の葉を、シートの穴から外に丁寧に出す。
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