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キーウィフルーツ 〔Kiwi fruit〕
キーウィフルーツ〔Kiwi fruit〕の花[写真] キーウィフルーツ〔Kiwi fruit〕の花[写真]
キーウィフルーツの
別 名
オニマタタビ
シナサルナシ
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キーウィフルーツの特徴 キーウィフルーツの栽培 キーウィフルーツの剪定・誘引 キーウィフルーツの写真 小さな園芸館
 キーウィフルーツ〔Kiwi fruit〕の栽培
家庭での比較的簡単に栽培出来る。
キーウィフルーツは頑強な植物なので、手入れをしなくてもよく育つが、勢力旺盛なので、剪定をしないと見ぐるしくなる。
また、果実収穫を望むのならば少しコツがある。
つる性植物なので、棚仕立てなどに誘引して育てるのが一般的。
誘引・剪定などの作業はブドウほどやっかいではない。
つるの伸びが早くて丈夫で、1年すぎると切るのが困難なほど硬く太くなる。
 ⇒ 【キーウィフルーツの剪定・誘引】
栽培場所
日向を好む。
キーウィフルーツは日当たりを好むが、3~4時間ほどの日照条件でも育つ。
東北南部~九州。
 潮風には弱い。
土 壌
水はけのよい土を好む。
肥 料
キーウィフルーツは肥料を好むので定期的に適期に与えると実のつきがよくなる。
 【6月中旬~下旬】
 【10月中旬】   … 収穫後のお礼肥
特に与えなくても十分育つが、充実した果実の為には与えた方がよい。
病 気
病害虫には強いが、夏の湿気や蒸れが原因で病気になることがある。
通気性をよくすると病気予防になる。
灰色かび病。
葉や花に発生する病気。
カビが発生して、腐敗していく。
果実軟腐病。
果実がやわらかくなって腐敗していく。
 果実がやわらかくなって腐敗していく。
果実の数を制限する
よい果実を収穫するためには、果実の数を制限すると一つの果実に充実した養分がいきわたる。
摘蕾(てきらい) ・ 摘花(てきか)
花の蕾や花を制限する為に、一部を取り除くこと。
良質の果実を毎年実らせる為には、果実の数を制限する摘蕾・摘花は不可欠の手入れとなる。
果実がなりすぎると、果実が小粒になり、品質も劣ってくる。
また、うまく授精できると沢山の果実が実るので、木が衰弱して翌年は実らなくなる。
キーウィフルーツは、開花後すぐに果実が肥大化するので、早めに摘蕾する。
目安としては、多くても1㎡あたり40個~50個くらい。
ヘイワードは30個~40個が適量。
摘果(てきか)
開花後20日~25日頃、小粒や奇形、傷んだものなどを取り除く。
目安としては、多くても1㎡あたり30個~40個くらい。
長い枝でも5~6個まで。
 ヘイワードは20個~30個。
人工授粉
キーウィフルーツの良質な果実を実らせる為には、人工授粉を行なうのが確実とされる。
時期 【5月中旬~6月上旬】 開花期
雄花の花粉を綿棒などに取り、雌花につけていく。
花弁が褐色に変わったものは、花の終わり頃のもので、花粉が飛び散っている可能性が高い。
咲いてから間もないきれいな雄花を選んで受粉させる。
果実収穫
【10月下旬 ~ 11月中旬】
キーウィフルーツの果実は未熟果と成熟果の判別がつきにくいので、収穫時期を見極めるのは難しい。
葉がきれいなうちに、ころあいをみはからって収穫する。
キーウィフルーツは追熟するので、未熟な果実でも収穫可能。
収穫方法
キーウィフルーツの収穫は、全部の果実を一度に全部収穫する方法が一般的で、かつ手間が少なくて済む。
素手で果実を握り、手前に引きながら親指で枝を押してとる。
通常は簡単に取れるが、難しければハサミでヘタを切って収穫する。
果実を追熟させる
キーウィフルーツは、収穫後に「追熟」させて食べられるようにする。
バナナや洋梨なども同様に追熟させる果物。
追熟方法
ポリ袋に入れて、15~20℃の室内に2週間~3週間ほど置いておく。
甘く熟して、食べられる状態になる。
高温の場所においても、果実が傷むだけなので注意する。
リンゴを同じポリ袋に入れておくと、早く熟すようになる。
リンゴから出るエチレンガスが早く追熟させる。
追熟しすぎに注意する。
果実を貯蔵する
追熟方法
ポリ袋に入れて、15~20℃の室内に2週間~3週間ほど置いておく。
甘く熟してくる。
高温過ぎるの場所に置くと、果実が傷んでしまう。
リンゴを同じポリ袋の中に入れておくと、早く熟すようになる。
リンゴから出るエチレンガスが早く追熟させる。
追熟しすぎに注意する。
 キーウィフルーツ〔Kiwi fruit〕の植え付け
場 所
日当たりの良い場所で栽培する。
3時間以上日の当たる場所が望ましい。
丈夫な植物なので、日当たりの悪い場所でもある程度育つが良質な果実を収穫するには少し厳しい。
3m四方以上の場所を確保する。
キーウィフルーツは大きく生長する植物。
また成長が早く勢力が旺盛なので、小さく育てるのは難しい。
結実の為には、雌雄両方の木が必要となる。
近くに植えた方がよいが、人工授粉で受精させる場合は、どこでもよい。
植え付け時期
【11月 ~ 12月】
寒い地域では、発芽前の春でもよい。
場所が限られている場合には、雌・雄品種に雄・雌品種の枝を「高接ぎ」する方法もある。
(1月中旬~2月中旬)
雌雄両方の木を植える
結実の為には、雌雄両方の木が必要となる。
近くに植えた方が望ましいが、人工授粉で受精させる場合は、どこに植えてもよい。
 キーウィフルーツ〔Kiwi fruit〕の繁殖
キーウィフルーツの繁殖は、挿し木によるものが一般的な方法となっている。
挿し木
【7月上旬 ~ 8月上旬】
 6週間~7週間ほどで発根する。
新しい枝を、葉をつけたまま挿し木にする。
柔らか過ぎる部分は除いておく。
切り口を、ナイフなどでスパッと切り、水に1~2時間つけておく。
切り口から樹液が出たら取り除く。
たっぷり水を含ませた清潔な用土にさす。
小粒の赤玉土か鹿沼土など。
ビニールなどで覆いをして、湿度を高くしておく。
密閉させる。
日陰において置く。
実 生
キーウィフルーツでは実生による繁殖が比較的簡単に行える。
実生による繁殖は性質が不安定で親と同じような果実収穫が出来るとは限らな。
適期は 【4月】
接ぎ木
1月上旬 ~ 2月中旬頃に行う。
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