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カメムシは古くから悪臭を放つ不快な虫として有名であったものの、植物に被害を与える害虫とまでは考えられていなかったという。 |
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カメムシの食事は木の実 |
カメムシは雑木林の木の実を細々と食するおとなしい昆虫。 |
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針のような口を実に突き刺し、中にある種子を吸引する。 |
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カメムシの好物が増えて大繁殖 |
戦後の造林ブームにより、スギやヒノキが大量に植林されたが、針葉樹の実がカメムシの好物であり、エサが大量増産されるのと比例してカメムシも大増殖する結果となる。 |
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カメムシはスギやヒノキの実(球果)が大好物で、特にヒノキを好むという。 |
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針葉樹の結実量は大きく変動しやすい |
カメムシが好むスギやヒノキなどが結実する量は、毎年一定ではなく、大きく変動する。 |
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隔年で大量結実が起こる可能性が高い。 |
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好物の実が豊作の年はカメムシも大量に誕生するが、翌年は不作になる年が多い。 |
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好物の実がない時は、代用として果実を選ぶ |
好物の実が得られない時は、食を求めてさまよう結果、果樹や作物を食害するようになる。 |
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カメムシの好物は果肉ではなく種 |
カメムシの本来のエサはスギやヒノキなどの硬くて栄養満点の果実であり、果物の果肉は栄養価が劣る。 |
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果肉の中の種を吸引するのが目的ではないかと考える説もある。 |
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水代わりに果肉を吸引するのではないかと考える説もある。 |
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