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市街地の街路樹や庭木の上などに多く見られる。 |
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ナナホシテントウとほとんど同じ生態をしている。
ただし、ナナホシテントウは草花を好むが、ナミテントウは高い樹木の上を好む傾向がある。 |
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食事はアブラムシ |
ナナホシテントウは、幼虫も成虫もアブラムシを食するので、益虫とされる。
このため、無農薬菜園にアブラムシを使用する試みも各地で行なわれている。 |
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成虫は飛んで場所を変えてしまうが、幼虫の時期はあまり頻繁に動き回らない。
幼虫の間に、数百匹のアブラムシを食べるといわれる。 |
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3回脱皮した蛹前の幼虫を「終齢幼虫」(シュウレイヨウチュウ)というが、この時期が一番食用旺盛。 |
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繁 殖 |
雌のナナホシテントウは、羽化して約2週間後には交尾・産卵を始める。
卵は、葉の裏に10~40個くらい一度にまとめて生む。 |
繁殖時期 |
【3月 ~ 5月】 |
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成 長 |
ナナホシテントウの卵は数日で黒くなり、孵化(フカ)する。 |
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孵化すると、自分の卵の殻を食べる。 |
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次に、共食いを始める。 |
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生き残ったものが、アブラムシの所まで移動していく。 |
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最初の頃はとても小さくて黒いが、脱皮するごとに大きくなり色も変化していく。 |
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黒地の体に黄色いラインが入り、やがて黄赤色の紋が現れる。 |
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幼虫でいる期間は2~4週間。 |
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幼虫の時期は、あまり動き回らずにじっとしていることが多い。 |
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蛹 化 (ヨウカ) |
4回目の脱皮で蛹化(ヨウカ)する。 → (サナギになる。) |
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羽化(ウカ) |
羽化直後は黄色い色をしている。
翅を乾かすと、徐々に色が変化して模様が浮き上がってくる。 |
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卵から成虫までの期間は、気温や食事条件などで異なる。
平均は(春の季節では)約1ヵ月間ほど。 |
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夏越し と 冬越し |
夏眠 (かみん) |
夏の暑い時期になると、活動を停止する。 |
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越冬 (えっとう) |
成虫で冬を越す。 10月下旬ころから人家・草の根もと・落葉の下などに集まり、集団で冬眠をすることが多い。 |
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