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ウメ 〔梅〕
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 ウメ〔梅〕栽培のポイント
日当たりを好む
剪定が必要
花を楽しむのなら、実をつけない
果実収穫には、2本以上植える
病気や害虫が多い
日当たりのよい良質の土壌なら、庭植えで放任してもよい。
樹形を保ち、花つきをよくする為には剪定が必要。
 →「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがある。
実と花のどちらを優先するのか選択する。
自家結実性が低い
 → 1本のウメ木だけでは結実しにくい性質がある。
開花期が同じで相性のよい他品種の木を2本以上植えるようにする。
 ウメ〔梅〕の剪定
庭植えの場合、日当たりさえよければ問題なく育つ。
しかし剪定をしないと樹形がみだれ、花つきも悪くなる。
庭植えは北海道南部 ~ 九州まで可能。
太い枝を切ると、切り口から腐る恐れがあるので、切り口に癒合剤などを塗って保護するようにする。
花芽分化時期
【8月】
夏以降に剪定すると、花芽を切ることになるので、注意する。
剪定時期
【11月 ~ 12月】  落葉期が最適期
【2月 ~ 3月】  花後剪定 (花ウメは強剪定可能)
【6月 ~ 8月上旬】  適宜、徒長枝などを軽く整枝する
夏には軽く、冬の落葉時期に本格的に剪定を行う。
剪定のコツ
短い枝を大切にし、短い枝を多く作るようにする。
勢いよく伸びた枝には花芽ができにくい。
短く健康な枝にびっしり花芽をつけやすく、葉芽はつかないことが多い。
不要な徒長枝は付け根から切る。
長く伸びた枝を中途半端に残して切ると、長い枝が再び伸びてくる。
不要な枝なら付け根から切り取る。
枝を生かすなら、枝の長さや勢いに応じて10cm~30cmほど残して短い枝を出させる様にする。
多くの花を咲かせるウメの短枝は、3年ほどで枯れてしまう。
枯れこんだ枝は、取り除く。
枝の開花部分が枝先に移っていく性質があるので、定期的に強い切り戻しをする。
5~6年に1度くらい強い切り戻しを行い、開花部分を幹に近い方に近づける様にすると樹形がよくなる。
花後に、2~3芽残して切りつめる。
健康な枝からは花芽をつける短枝が多く伸びてくる。
若い木は、徒長枝をよく出すので、落葉期に切り戻して枝分かれさせることを繰り返し、枝ぶりを充実させるようにする。
鉢植えの場合、
 花芽が出来てからも枝が伸びそうになったら、水やりを控える。
水やりを控えると、枝の徒長をおさえることが出来る。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
 古くからの格言で、ウメの剪定をしないのはバカだといっている。
サクラの木は古い枝を切ると切り口が腐って枯れやすいので、切らない方がいいということ。
一方、ウメの木は短い小枝によく開花するので、小枝を多く出させるような剪定をするとよいということ。
 ウメ〔梅〕の管理
肥 料
【1月 ~ 2月】  寒肥
【2月 ~ 3月】  花後のお礼肥
【7月初旬】  果実を収穫した場合のお礼肥
ウメの病気
 ウメには様々な病気があるが、枯れるに至るほどの重症にはならないが、外観を損ねたり、果実収穫に弊害を及ぼすことがある。
 定期的に見回り、病気の場所を取り除いたり、専用の薬剤を散布するなど対処する。
縮葉病 (しゅくようびょう)
4月頃に発病する事が多い。
葉が縮れたようになる。
黒星病 (くろほしびょう)
5月~6月に、果実に発生することがある。
ウドンコ病
5月~6月頃に、葉に発生する。
ウメの害虫
アブラムシ、ケムシ類、カイガラムシ、など。
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 ウメ〔梅〕の植え替え・移植
ウメは成長すると大きくなるので、庭植えする場合は、広い場所を確保するようにする。
品種によるが、通常は庭植えでは高さ6m・幅も7mほどにもなる。
うまく剪定や手入れを行えば、小さく育てることも可能であるが、かなり手間暇がかかる。
植え替え・移植時期
【12月 ~ 3月】 落葉期
鉢植え用土
水はけのよい土を好む。
比較的用土を選ばない。
鉢植え用土の例 (1)
赤玉土:
腐葉土:
鉢植え用土の例 (2)
赤玉土:
腐葉土:
桐生砂:
 果実収穫向きの品種
自家結実性が低いので、開花時期が一致する相性のよい品種のことなる木を植えるようにする。
自家結実性が低いとは、1本のウメ木だけでは結実しにくい性質があるということ。
受粉用に好まれる梅の品種
鶯宿(オウシュク)
薄ピンク色の大きな花を咲かせる。花粉量が多く、自家結合もする。
甲州最小(コウシュウサイショウ)
果実は小さいが、花粉の量が多い。
梅郷(バイコウ)
自家結実性が低い梅の品種
玉英(ギョクエイ)
白加賀(シラカガ)
南高(ナンコウ)
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